■トレッドを拡大、低いサスペンション設定、0-100km/h加速は3秒台か
メルセデス・ベンツは4月、新型エレクトリックサルーン「EQS」をデジタルワールドプレミアしたばかりですが、早くもそのハードコアバージョンとなる「EQS AMG」市販型プロトタイプをカメラが捉えました。
メルセデス・ベンツ「EQ」シリーズは、電動モデルに特化したブランドで、すでに「EQC」「EQV」「GQA」が発表されています。ブランド第4弾となる「EQS」は、その名の通り内燃機関フラッグシップサルーン、「Sクラス」のフルEVバージョンとなります。
内燃機関モデルと異なり排気管がないため、「AMG」やBMW「M」モデルなどホットバージョンとの違いを見つけるのは少し難しいです。
それでもプロトタイプからは、大型カーボンセラミックブレーキやゴールドイエローのAMGブレーキキャリパー、わずかに低いサスペンション設定、1〜2インチ広くされたトレッドなどからAMGバージョンと推測することができます。
さらに注意深く見れば、フロントバンパーは若干アグレッシブに変更され、リアスポイラーはコンパクトに、そしてヘッドライトのインサイドは少し暗い処理がなされている様子が伺えます。
ベースとなる「EQS 380 4MATIC」では、最高出力523hp、最大トルク828Nmを発揮、0-100km/h加速は4.3秒のパフォーマンスを誇りますが、AMGバリアントでは、最高出力が600hpを遥かに超え、670hpまで向上するとも噂されています。
メルセデス・ベンツでは、すでに「EQS 43」「EQS 53」「EQS 63」の商標登録が確認されており、そのままラインアップされる可能性があると思われます。EQS AMGのワールドプレミアは、2022年初頭と予想されます。
(APOLLO)