■52kWh、及び77kWh容量のバッテリーパック搭載、ベースモデルは148ps〜170ps
フォルクスワーゲン(VW)のフルエレクトリック・クロスオーバーSUV「ID.4」が、欧米、中国でデリバリーが開始されたようですが、そのクーペバージョンとなる「ID.5」(仮称)市販型の最新プロトタイプをカメラが捉えました。
スウェーデン北部の山中で捉えたプロトタイプは、起亜の「タイガーノーズ」を彷彿させるグリルを装着、オペル「グランドX」を模したフロントエンドでカモフラージュされており、最終デザインは不明です。
しかし、ID.4よりわずかに丸みを帯びたクーペルーフと、よりダイナミックなリヤピラーを採用していることがわかります。またサイドから見ると、際立つスポイラーを備えたリフトゲートも確認できます。
内部の写真はまだ撮影できていませんが、5.3インチのデジタルインストルメントクラスタや、10インチ、または12インチのインフォテインメントシステムを搭載することが予想されています。
パワートレインは、52kWh、及び77kWh容量のバッテリーパックを積み、最高出力148ps、最大トルク220Nmを発揮するエントリーモデルから、最高出力170ps、最大トルク310Nmを発揮するミドルレンジ、そして最高出力204ps、最大トルク310Nmを発揮する上位モデルがラインアップされるほか、ハイエンドモデルには最高出力300ps以上、最大トルク450Nmを発揮するとみられる全輪駆動の「GTX」も噂されています。
ワールドプレミアは2021年後半と予想されています。当初ID.5は欧州専売と示唆していましたが、グローバルモデルとして発売される可能性も高まっており、そうなれば日本市場投入も期待できそうです。
(APOLLO)