喜劇王チャップリン誕生。スバル・エクシーガがクロスオーバー7にモデルチェンジ!【今日は何の日?4月16日】

■クラーク博士が名言「Boys, be ambitious」を残して北海道を去る

1889(明治22)年4月16日、チャールズ・チャップリンが英国で生まれました。山高帽にダブダブのズボンとステッキ、口ひげをたくわえたコミカルな姿は、誰もが知っているのではないでしょうか。ただ面白いだけでなく、社会風刺によって多くの人を感動させた世界の喜劇王です。

また1877(明治10)年のこの日、札幌農学校(現在の北大農学部)のウィリアム・クラーク博士が「Boys, be ambitious(少年よ、大志を抱け)」という有名な言葉を残して、北海道を去りました。

さて、クルマ界の今日は何があったのでしょう?

2015年(平成27)年4月16日、スバルから「エクシーガ」の後継モデルとして「クロスオーバー7」が発売されました。

2015年発売のクロスオーバー7
2015年発売のクロスオーバー7
2015年発売のクロスオーバー7(内装)
2015年発売のクロスオーバー7(内装)

前身であるエクシーガは、2008年にステーションワゴン風の7人乗りミニバンとして登場しました。スバルでは貴重なミニバンでしたが、ステーションワゴン風でもあり、どっち付かずのコンセプトのためか存在感を発揮することはできませんでした。

2008年発売のエクシーガスクローガ
2008年発売のエクシーガ

そして、2015年に後継として登場したのがクロスオーバー7。その名の通り、アクティブなライフスタイルを意識した7シーターのクロスオーバーSUVへと変貌しました。3列シートの特長は、フロントからリアに向かって座席が高くなるシアターシートを採用して、視界と快適性を向上させていることです。パワートレインは2.5L水平対向エンジンとCVTの組み合わせ、もちろんスバル伝統のシンメトリカル4WDを採用。さらに先進運転技術「EyeSight(ver.2)」を標準装備しています。

デビュー当初は、SUVブームの後押しもあって、エクシーガの販売低迷を一時的に回復することはできましたが、人気SUVの仲間入りはできず、2018年に生産終了となりました。

3列シートのクロスオーバーというユニークなモデルでしたが、スライドドアでないことが敬遠されたのでしょうか。生産終了は、スバルのような中堅メーカーが推進する「モデルの選択と集中」の影響もあるように思います。スバルもマツダも軽自動車の自社開発から撤退しましたよね。

毎日が何かの記念日。それではまた明日!

Mr.ソラン

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Mr. ソラン

某自動車メーカーで30年以上、自動車の研究開発に携わってきた経験を持ち、古い技術から最新の技術までをやさしく解説することをモットーに執筆中。もともとはエンジン屋で、失敗や挫折を繰り返しながら、さまざまなエンジンの開発にチャレンジしてきました。
EVや燃料電池の開発が加速する一方で、内燃機関の熱効率はどこまで上げられるのか、まだまだ頑張れるはず、と考えて日々精進しています。夢は、好きな車で、大好きなワンコと一緒に、日本中の世界遺産を見て回ることです。
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