■過去には「ありえない」というモデル発売! 新型は「ソルパッソ」で決まり
イタリアを拠点とする新興メーカー「FVフランジベント」社が、新型ハイパーカー「Sorpasso」(ソルパッソ)を世界初公開しました。
FVフランジベントといえば、以前、イタリア・ピエモンテの言葉で「ありえない」を意味する「アスファネ・ディエチ・ディエチ」(10:10の意味で馬力を表す)という1,000ps超えのハイパーカーを発表して話題になりましたが、2年ぶりの新型モデル登場となります。
デザインは、GT3グループのクルマにインスパイアされたアグレッシブなエクステリアを持ち、フロントエンドからサイドはマクラーレン風、ランボルギーニなどイタリア系スーパーカーとは一線を画したデザインが特徴です。
市販型では、「Stradale」と「GTXX」の2グレードがラインアップされますが、注目は後者をセレクトした場合、「XX」に好きな車名を入れられることです。また、両モデル購入者には「ProgrammaSvilluppo」と「ProgrammaEgo」という2つの個人プログラムに30日間参加でき、スタイリストとともに車両を好きなようにデザインできるという特典があるといいます。
ボディカラーは、「Stradale」にエレガントなエルメスグレー、「GTXX」はツートンカラーを特徴としています。キャビン内では、アルカンターラを豊富に採用、マリオレヴィグループの歴史的なトリノベースのアトリエによって作られた革もあるといいます。
「Stradale」「GTXX」ともパワートレインは、V型10気筒自然吸気エンジンを搭載、最高出力は「Stradale」が610hp、「GTXX」が850hpを発揮、0-100km/h加速は2.9秒で駆け抜け、最高速度は345km/hのハイパフォーマンスを魅せます。
価格は未発表ですが、すでに予約は開始されており、7月末までにはデリバリーが完了する予定だといいます。