■センターに水平LEDストリップを備える「ローマ」風ヘッドライトを初めて装着
フェラーリが開発する初のクロスオーバーSUV(コードネームF175/プロサングエ)、最新のプロトタイプをカメラが捉えました。
キャッチしたプロトタイプは、これまで同様にマセラティ「レヴァンテ」の改造されたボディを使用したテストミュールですが、センターに水平LEDストリップを備える「ローマ」風ヘッドライトを初めて装着。
それに対応すべくフードが再調整されているほか、バンパー両端に折り目がつき、コーナーエアインテークやグリル、リアエンドのカモフラージュなどいくつかの変更がみられます。
市販型の正式車名は明かされていませんが、高さ調節可能な「革新的サスペンション」を搭載した4シーターになると予想されています。
パワーユニットは、最大4基のeモーターと、80kWhのリチウムイオンバッテリーパックを積み、「GTC4 Lusso」の3.9リットルV型8気筒ツインターボエンジンのアップグレード版と組み合わされることが有力候補の1つとみられており、最高出力は650hp以上と予想されます。
プロサングエは、フェラーリが超高性能SUV市場に参入する最初のモデルとなりますが、ランボルギーニ「ウルス」、ベントレー「ベンテイガ」、アストンマーティン「DBX」、ロールスロイス「カリナン」よりさらにスポーティであり、フェラーリのボス、故セルジオ・マルキオンネ氏は、2018年1月のデトロイトモーターショーにて、プロサングエが「市場で最速のSUVになる」ことを示唆しています。
ランボルギーニ「ウルス」が最高速度304km/hであるため、それ以上が期待できるでしょう。
プロサングエ市販型のワールドプレミアは、早くとも2022年後半と予想されます。