日本市場も狙いか? オペル アストラ次期型「Vizor」デザインを初採用へ

■後部ドアにプラグインハイブリッドを示唆する稲妻のような黒いステッカー

日本市場復活が決定したオペルのコンパクトモデル、「アストラ」次世代型をカメラが初めて捉えました。

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オペル アストラ 次期型プロトタイプ

初代アストラは1991年に発売、当時日本市場にも正規販売されていました。5代目となる現行型は2015年から発売されていますが、2006年にオペルが日本から撤退したため、正規輸入はされていません。

しかし、今夏からオペルの日本市場復活が決定、近い将来アストラが再導入される可能性もありそうです。

トレーラーから降ろされるところから撮影したプロトタイプは、後部ドアにプラグインハイブリッドを示唆する稲妻のような黒いステッカーが貼られています。ホイールまでイエローとブラックのフカモフラージュが施されていますが、現行アストラKとは完全に異なっていることがわかります。

正面から見ると先代のヘッドライトはなくなり、新しいグリルで区切られた「Vizor」フロントエンドデザインが初めて採用されることになるでしょう。これは2018年8月にプレビューされた「GTXコンセプト」にみられたものです。

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オペル アストラ 次期型プロトタイプ

オーバーハングはほぼ同じサイズですが、背の高いショルダーラインは削除され、リヤウィンドウが大型化、ルーフラインがBピラーの後ろでアーチ型ではないことがわかります。

リヤエンドははるかにすっきりとしたデザインとなり、LEDテールライトは「モッカ」にインスパイアされている様子がうかがえます。

次世代型では、プジョー「308」と「EMP2」プラットフォーム進化版を共有、ハイブリッドとプラグインハイブリッドユニットを手に入れます。プロトタイプの両リヤフェンダーには燃料キャップがみられ、それを証明しています。また最高出力300ps超えの4WD電動ホットハッチも計画されているようです。

アストラ次世代型のワールドプレミアは2021年内と予想され、その後エステートが登場する予定ですが、日本市場導入の行方にも注目です。

(APOLLO)

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アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
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