■スィープバックしたフロントウィンドウ、傾斜したDピラーなども確認
スウェーデン北部の氷上で謎のプロトタイプを発見しました。現段階で手がかりは特徴あるカモフラージュのみです。
捉えたプロトタイプは、ボディをリフトアップしていますが、トラックとしてはコンパクトであり、大掛かりなパネルを考慮するとハイライディング・セダンの可能性が高いです。
サイドミラーさえ隠す徹底ぶりですが、黒いメッシュグリルや大径ホイールを装備しているほか、スィープバックしたフロントウィンドウ、傾斜したDピラーなども確認できるものの、モデルを特定するには困難な状況です。
ただし、黒いパネルを利用したカモフラージュはフィアット特有であり、最近でも「500L」や「500 EV」で見られていることなどから、メーカーはフィアットの開発車両と思われます。
もっと限定して言えば、同ブランド伝統モデルである「ティーポ」のクロスオーバーバリアントの可能性がありそうです。ティーポの登場は古く、1988年に発売されました。その後1994年に「ブラーボ/ブラーバ」にバトンタッチする形で、翌1995年に生産終了となるも、2015年に復活、2020年には改良型を発売しており、さらなるテコ入れがなされることになります。
ティーポ派生クロスオーバーの場合、パワートレインは1.0リットル直列3気筒エンジンを搭載、最高出力は100psが予想されます。
ハイライディング・セダンは、これまでメジャーとはいえないセグメントですが、ベントレーが初のフルエレクトリックモデルに設定すると噂されているほか、クーペながらポルシェもハイライディング911を開発中とみられ、ブームの兆しを見せており注目のボディスタイルといえるかもしれません。