■欧州でプジョーが大人気。2021年2月の新車販売で208と2008がワンツーフィニッシュ!
ガソリンターボと電気自動車の両パワートレインを用意、使い勝手やトータルコストでも同等にするという新しいコンセプト「Power of choice」により生み出されたコンパクトカーがプジョー208です。
その人気は欧州でもグングン高まっているという話は日本にも伝わっていましたが、2021年2月の欧州(27の国と地域)での新車販売ランキングにおいてオーバーオールのトップとなりました。
じつは1月にはトヨタ・ヤリスがトヨタ車として初めて欧州で販売トップとなっているのですが、そのときもプジョー208は2位でした。というわけで、1月からの累計でも欧州でのトップとなっているそうです。そして、累計と単月でのトップを同時に達成したのはプジョー・ブランドとしても初めてということです。
さらにプジョーにはうれしいニュースが続きます。
208とプラットフォームなどを共有化するコンパクトSUV「2008」も2月の欧州新車販売において2位を獲得。プジョー・ブランドでのワンツーを実現したのでした。
ちなみにJATO Dynamicsの調査によると欧州での2021年2月新車販売トップ5は次の通り。
1位 プジョー208 1万8375台
2位 プジョー2008 1万7120台
3位 VWゴルフ 1万6185台
4位 トヨタ・ヤリス 1万5467台
5位 フィアット・パンダ 1万5400台
さて、欧州では電気自動車のシェアが拡大していることも知られています。
プジョー208の場合は、同月の新車販売の中で3047台が電気自動車、2008では同じく1992台が電気自動車ということです。欧州でのプラグイン車(電気自動車&プラグインハイブリッド車)の比率は14%ということですから、プジョーのコンパクトモデルにおいても、ほぼほぼ平均的な比率で電動化が進んでいる、市場に認められているといえそうです。
日本での電気自動車比率は欧州ほど高くないということですが、プジョーe-208一充電航続距離403km(JC08モード)、e-2008は同385kmというスペックを誇ります。この数値は日常使いには十分すぎるもので、プジョーe-208とe-2008はもっと評価されてしかるべき電気自動車といえるかもしれません。
(山本 晋也)