■より大胆なコーナーエアインテークにブラックアウトされたキドニーグリルを装着
BMWは、現在フルエレクトリック・クロスオーバーSUV「iX3」改良型を開発していますが、その市販型デザインおよび初設定される「iX3 Mスポーツパッケージ」を予想しました。
iX3は2020年7月にデビューしたばかりですが、早くも大幅改良に着手、エクステリアデザインが刷新されます。これは同社が内燃機関SUV「X3」のミッドサイクルアップデートを実行しようとしているため、iX3のデザインも一致させたいという思惑からと思われます。
製作した2台のCGのうち、ホワイトボディがベースモデルの「iX3」、ブルーボディが「iX3 Mスポーツパッケージ」です。
どちらも全く新しいLEDデイタイムランニングライトを装備しているほか、テールライトのグラフィックを刷新、ディフューザーも新設計されていることがわかります。また、Mスポーツでは、より大胆なコーナーエアインテーク、厚みのある下部給気口、そしてブラックアウトのキドニーグリルなど差別化が図られています。
キャビン内では、インフォテイメントシステムのアップデート、トリム類の見直しが図られますが、Mスポーツでは専用のカーボンファイバートリムなども期待できるでしょう。
EVパワーユニットは、80kWhのリチウムイオンバッテリーパックを搭載し、最高出力282hp・最大トルク400Nmを発揮します。1回の充電ではWLTPサイクルで最大460km(285km)の航続距離を誇ります。また0-100km/h加速は6.8秒、最高速度180km/h(リミッター作動)のパフォーマンスがキャリーオーバーされる見込みですが、強力な四輪駆動「xDrive」搭載も期待されています。
改良型でバッテリーの改善が行われる可能性を語るのは時期尚早ですが、デュアルモーターを搭載のバリエーションを設定するとの噂もあり、その場合大きな変化をもたらすはずです。
iX3改良型のデビューは2022年初頭、Mスポーツパッケージは数ヶ月遅れての登場が予想されています。
(APOLLO)