今日は漫画週刊誌の日。2011年にはホンダからフィットシャトルが登場!【今日は何の日?3月17日】

■1985年の今日、つくば万博が開催!

3月17日は、「漫画週刊誌の日」です。1959(昭和34)年のこの日、日本初の少年週刊誌「週刊少年サンデー」と「少年マガジン」が創刊されました。創刊号は、手塚治虫と赤塚不二夫を起用したサンデーが30万部、マガジンが20万5千部とサンデーが圧倒したそうです。

また1985(昭和60)年のこの日、科学技術(つくば)博覧会が開催されました。この頃は、日本は高度成長を成し遂げて経済は絶好調でした。科学分野でも大きな発展を遂げ、世界をリードした光通信や青色発光ダイオードなどの新技術が展示されました。

さて、クルマ界の今日は何があったのでしょう?

2011(平成23)年3月17日、ホンダが新型ワゴン「フィットシャトル」の発売を発表しました。フィットシャトルは、人気のコンパクトカー「フィット」をベースにしたコンパクトワゴンです。

2011年発売のフィットシャトル
2011年発売のフィットシャトル
2011年フィットシャトル
2011年発売のフィットシャトル
IMA(ホンダ・インテグレーテッド・モーターアシスト)」ハイブリッド
IMA(ホンダ・インテグレーテッド・モーターアシスト)」ハイブリッド

ハッチバックより大幅に収納スペースを拡大し、使い勝手の良さと走り、さらに燃費の良さが特長でした。パワートレインは、フィット同様ガソリンエンジンとハイブリッドの2種類を用意。1.5Lのi-VTECガソリンエンジンと、1.3Lのi-VTECガソリンエンジン+モーターの「IMA(ホンダ・インテグレーテッド・モーターアシスト)」ハイブリッドです。フィットでも採用されているIMAは、エンジンとトランスミッションの間にモーターを挟み込んで、モーターでエンジン出力をアシストするマイルドハイブリッドです。ガソリンエンジン車、ハイブリッド車とも燃費はフィットと同等レベルで、トップクラスの燃費性能を達成しました。

しかし、立ち上がりの販売こそ順調でしたが、その後は徐々に低迷しました。狙いであった収納スペースや燃費、走りについては高い評価を受けていましたが、不振の理由は当時人気があったストリームの陰に埋もれてしまったためでしょうか。また、ベースのフィットと同じ顔つきが新鮮味に欠け、安直なイメージが強かったことも大きなマイナス要因だと思います。

毎日が何かの記念日。それではまた明日!

(Mr.ソラン)

この記事の著者

Mr. ソラン 近影

Mr. ソラン

某自動車メーカーで30年以上、自動車の研究開発に携わってきた経験を持ち、古い技術から最新の技術までをやさしく解説することをモットーに執筆中。もともとはエンジン屋で、失敗や挫折を繰り返しながら、さまざまなエンジンの開発にチャレンジしてきました。
EVや燃料電池の開発が加速する一方で、内燃機関の熱効率はどこまで上げられるのか、まだまだ頑張れるはず、と考えて日々精進しています。夢は、好きな車で、大好きなワンコと一緒に、日本中の世界遺産を見て回ることです。
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