横浜ゴムが新型SUVの日産ローグのOEタイヤとして納品を開始

■雪上走行も想定して開発された、北米向け規格のオールシーズンタイヤ

横浜ゴムは2020年10月に北米で発売された新型SUV「日産ローグ」の新車装着用タイヤとして、「GEOLANDAR X-CV」の納入を開始したと明らかにしました。装着サイズは235/60R18 103H、パターンナンバーはG99Aです。

今回納品された「GEOLANDAR X-CV(パターンナンバー:G99A)」は、日産が求める環境性能と運動性能の両立を実現し、評価されたことにより新車装着タイヤとして採用されています。

ヨコハマタイヤ GEOLANDAR X-CV
日産ローグのOEタイヤ「GEOLANDAR X-CV(パターンナンバー:G99A)」

横浜ゴムでは、日産と協働でローグの運動性能に対応しながら環境にも配慮、タイヤの軽量化や転がり抵抗の大幅な低減を実現したそう。

また、雪上走行も想定して開発されたオールシーズンタイヤ(同社における北米でのオールシーズンタイヤ規格)であり、タイヤサイドには、「M+S(マッド+スノー)」が刻印されています。雪上性能と静粛性、乗り心地を兼ね備え、新たに最適配置化されたタイヤパターンが施され、優れた走りと安全性能を実現しながら低燃費性能も引き上げられているそうです。

なお、新車装着用タイヤのベースとなった市販用の「GEOLANDAR X-CV」は、モノコック構造の中型、大型輸入車に代表される高速域での性能と運動性能を重視した高性能なクロスオーバーSUV向けに開発。

日産ローグ
昨年秋に北米で発売された新型ローグ

高速走行時の安定感とウェット性能を高める非対称トレッドパターン、ウェット性能と耐摩耗性能に寄与するハイシリカ&ハイパフォーマンスコンパウンドなどが採用された、新次元の「ハイウェイテレーンタイヤ」です。「GEOLANDAR(ジオランダー)」は、横浜ゴムがグローバルで展開しているSUV、ピックアップトラック向けタイヤブランドで、ニーズの多様化が進むSUV市場に対応するべく商品ラインアップの拡充を加速しています。

(塚田勝弘)

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
続きを見る
閉じる