■新開発されたEV専用「CFM-EV」プラットフォームをアリアと共有
ルノーは、2020年に主力モデル「メガーヌ」のフルエレクトリックバージョンとなる、「メガーヌEビジョン」を初公開しましたが、その市販型プロトタイプをカメラが初めて捉えました。
メガーヌE市販型は、新開発されたEV専用となる「CFM-EV」プラットフォームを、日産のEVクロスオーバーSUV「アリア」と共有、兄弟モデルとなります。
スウェーデン北部で捉えたプロトタイプは、スリムで細長いヘッドライトを装備、サイドに切れ込むコーナーエアインテークなどを確認できます。
リヤエンドでは、LEDテールライトは一部しか見ることができませんが、緩やかなルーフエンドやスポイラー、コンパクトなリヤウィンドウを装備。ルノーのボスであるルカ・デメオ氏が、「生産型はコンセプトモデルのデザインの95%を継承する」という言葉通り、市販型では多くのデザインが反映されそうです。
市販型のEVパワーユニットは明かされていませんが、コンセプトでは最高出力217psを発揮するフロントモーターを搭載、0-100km/h加速は8秒のパフォーマンスを発揮し、駆動方式は前輪駆動となっています。また、60kWhの水冷式バッテリーが積まれ、1回の充電では最大450km(280マイル)の航続を誇り、30分で260km(161マイル)の航続を可能にする充電が可能です。
日産アリアとは兄弟モデルでありますが、アリアが全長4595mm、全幅1850mm、全長1655mmであるのに対し、メガーヌEは4210mm、全幅1800mm、全高1505mmとコンパクトにされているほか、車重がアリアより250kg軽量の1650kgとなるため、そのパフォーマンスには大きな違いがみられるかもしれません。
メガーヌEのデビューは2022年初頭と予想されており、今年後半から生産が開始される見込みだといいます。
(APOLLO)