BMW最小ピュア「M」のM2次期型、FR継承で420馬力を発揮か!?

■M3、およびM4の3.0リットル直列6気筒ツインターボエンジンのデチューンバージョンを搭載

BMWは現在、新型2シリーズファミリーを開発していますが、その頂点に君臨する「M2クーペ」プロトタイプをカメラが初めて捉えました。

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BMW M2 次期型プロトタイプ

M2は初代となる現行2シリーズから設定されており、Mスポーツである「M135i」を除いて最小のピュア「M」モデルとなります。

スウェーデンの凍りついた湖で捉えたプロトタイプは、M3やM4に似た円形クワッドエキゾーストパイプがインストールされているほか、目立つトランクリッドスポイラーを装備しています。

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BMW M2 次期型プロトタイプ

さらにドアハンドルを偽装、i4のようなフラッシュマウント形式が採用される可能性があります。また、Cピラーの基部に偽装がみられますが、新設計されたホフマイスターキンク(BMWのキックアップしたウィンドウデザイン)を隠しているのは明白です。

M2と断定する要素はまだまだあります。分厚いブレーキ、典型的Mサイドミラー、フレア加工されたフェンダー、Mブルーで塗装されたドリルドブレーキローターにキャリパーなど、これらアグレッシブなパーツが豊富なことからしてもM2と見て間違いないでしょう。

そして最も注目すべきはフロントグリルを隠すメッシュのカモフラージュです。果たしてその奥にあるのは、あの巨大キドニーグリルなのかが注目されます。

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BMW M2 次期型プロトタイプ

パワートレインは、M3およびM4に搭載されている3.0リットル直列6気筒ツインターボエンジンのデチューンバージョンが予想されます。S58の直列6気筒は最高出力480ps・最大トルク550Nmを発揮しますが、M2では420ps程度と予想。2シリーズ以下すべてのモデルが前輪駆動に変更されていますが、2シリーズクーペだけは例外でFRを継承していきます。

2シリーズ新型のデビューは2021年3月が有力ですが、M2は2022年以降となると予想されます。

(APOLLO)

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アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
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