■Aピラーを傾斜、Cピラー部分は跳ね上げたシャープなウインドウデザインを採用
ホンダのミニバン「ステップワゴン」および「ステップワゴン スパーダ」次期型の情報を入手、予想CGを製作しました。
初代ステップワゴンは1996年にデビュー。第5世代となる現行型は、エアロモデルの「スパーダ」とともに2015年にフルモデルチェンジ、翌2016年にはコンプリートカーの「モデューロX」が追加設定されています。
同セグメントでは、トヨタ「ヴォクシー/ノア」をはじめ、日産「セレナ/セレナハイウェイスター」などとしのぎを削っていますが、現行型は発売から6年が経過、ライバルに押されています。現在はエアロモデルである「スパーダ」がステップワゴンを牽引している形ですが、フルモデルチェンジによりステップワゴンとともにライバルらに反撃する構えです。
スパーダ次期型ではボディをワイド化、Aピラーを傾斜させ、またCピラー部分は跳ね上げたシャープなウインドウデザインを採用、サイドは、フロントグリルからリヤまで流れるキャラクターラインが特徴となりそうです。
また、フロントタイヤアーチをフロントから繋がるラインデザインで、リヤタイヤアーチもリヤトップまで膨らみをもたせたデザインで迫力満点。アンダースカートは、2段構えの立体的なデザインが予想され、フロントはグリルを大胆に縦長にデザインし、押し出し感を増幅します。ヘッドライトは目尻を絞りシャープに、アンダーグリルは両サイドのデュフューザーより前面に押し出したデザインが予想されます。
また、わくわくリアゲートの廃止も濃厚で、代わりとなる新たなゲートシステムの搭載が期待されています。
次期型では、スパーダの2.0リットル直列4気筒+2モーターの「e:HEV」ハイブリットがキャリオーバーされるほか、ベースとなる「ステップワゴン」にも同ハイブリットシステムが設定され、テコ入れが図られる可能性があります。また、1.5リットルモデルが2.0リットルターボエンジンに置き換えられることが予想されるとともに、燃費の向上も図られるはずです。
安全装備では、最新世代の「ホンダセンシング」が全モデルに標準装備、対象物の位置や速度の測定に優れるミリ波レーダーと、対象物の形や大きさの識別に強い単眼カメラを融合した高精度な検知機能で、安心・快適な運転を支援していきます。
ステップワゴン/スパーダ次期型のデビューは最速で2021年10月、あるいは11月あたりが有力です。
(APOLLO)