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■TOM’S・GRヤリス&ハリアー
世界的な猛威を振るっている、新型コロナウィルスの影響のために毎年1月に開催されていた世界最大級のチューニング、カスタムカーの祭典である「東京オートサロン」がYouTube Liveを配信。その配信が行われた富士スピードウェイより、長年様々なトヨタ車のカスタマイズパーツを開発・販売しているTOM’Sから発表された2台を紹介します。
●TOM’S・GRヤリス
今、最もホットなスポーツカーであるトヨタGRヤリス。現在参戦中のWRC(世界ラリー選手権)でのノウハウから作られた強靭なコンパクトな車体に、1.6L直列3気筒ターボエンジン+4WDを組み合わせたこのクルマは、瞬く間に人気を集めました。
同時に大手チューニングパーツメーカーもGRヤリスのチューニングパーツの開発に取り組んでいます。
それに先んじてトムスは、現在TOYOTA Gazoo Racing WRT(ワールドラリーチーム)からヤリスWRCでフル参戦している勝田貴元選手とともにエアロパーツを製作しました。
持ち込まれた車両は、勝田貴元選手の愛車でもあります。
エアロパーツはフロントバンパー、サイドステップ、リヤガーニッシュ、リアダクト、リヤウイングの5点。フロントバンパーはフルバンパータイプで、WRカーをモチーフにしたカナード、スポーツ走行での冷却効率を考えた設計となっています。
サイドステップは、スムーズに車両後方に空気が流れるようにフラップが追加されています。
WRカーを彷彿させるリアバンパーは、純正バンパーを加工して追加ダクトと底部のディフューザーガーニッシュが装着されています。これに専用のエキゾーストマフラーがWRカーと同じセンター出しとなっています。
リアウィングは、WRカーをモチーフに実用的なデザインとなっています。このエアロパーツについては単品販売と、エアロパーツ+αでのコンプリートカーの販売が予定されているので楽しみですね。
エアロパーツ以外にも勝田選手のこだわりのカスタマイズが施されています。
大きな部分としてドアのインナーパネルがラリーカーようなフラットかつ軽量なカーボンパネルに変更されています。
このパーツは、勝田貴元選手の父親で、全日本ラリー選手権でGRヤリスを駆るラリードライバー・勝田範彦選手が切り盛りしているラックが開発したパーツです。
シートは、レカロのRMS2600Aというドライカーボン製のフルバケットシートに交換され、スポーツ走行に必要十分な環境が整っています。黒で統一されたインテリアは、ドライバーを走る気にさせる最高の空間となっていました。
それ以外に足回り関係はラック製のエルスポーツV1LS-DFAサスペンションキットが装着。ホイールは軽量なボルクレーシングG025でダンロップSPマックスの組み合わせとなっていました。
●TOM’S・ハリアー
昨年6月にフルモデルチェンジ。シャープなデザインとなり、トヨタの売れ筋SUVとなっているハリアー。トムスはより派手さを抑えつつもより攻めたルックスに仕立て上げています。
ポイントとしては車両底部、ノーマルだと無塗装パーツが装着されていますが、トムスはボディ同色のエアロパーツを装着することで、オシャレな都会でのマッチングを高めています。
フロントバンパーガーニッシュは、純正のスリットを強調するデザインとなっておりスポーティーさを演出。
足元はトムスオリジナルのTH05を装着し、渋くキメています。
これらのパーツはすでに発売されており、全国のトヨタディーラーで購入可能です。
普段の足車をトムス・ハリアー、週末はトムス・GRヤリスでドライブというシャレオツカーライフなんていかがでしょうか?
(栗原 淳)
●出展者名:株式会社トムス/出展車両名:TOM’S GRヤリス /ベース車両:トヨタGRヤリス /装着パーツなど:トムスオリジナルエアロパーツ(フロントバンパー、サイドステップ、追加ダクト、ディフューザーガーニッシュ、リアウィング)、ラック製エルスポーツV1LS-DFAサスペンションキット、ドアインナーパネル(カーボン)、レカロRMS2600Aフルバケットシート、ボルクレーシングG025
●出展者名:株式会社トムス/出展車両名:TOM’S ハリアー /ベース車両:トヨタハリアー /装着パーツなど:フロントスポイラー、サイドステップ、リアアンダースポイラー、フロントグリル、フロントバンパーガーニッシュ、TH05ホイール、エキゾーストシステム「トムス・バルブ」