BMW X7が大幅改良へ。湾曲ダッシュボードを初採用か?

■水素レンジエクステンダーを備えるエレクトリックモデルの設定も

BMWのフラッグシップ・クロスオーバーSUV「X7」改良型プロトタイプが初のウィンターテストを開始、その姿をカメラが捉えました。

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BMW X7 改良型 プロトタイプ

同ブランドの中でも新しいモデルの1つであるX7は2019年にデビューしたばかりですが、早くも改良型のテストが開始されています。

豪雪のスカンジナビアでキャッチしたテスト車両は、フロントとリアを厳重にカモフラージュしていますが、ボンネットフードを一新、位置が下げられてデザインが刷新されるヘッドライト、わずかに広いグリルを装備している様子が伺え、「7シリーズ」にインスパイアされたフロントエンドが予想されています。

リアエンドでは、LEDテールライトのグラフィック、バンパーのリフレッシュが行われるでしょう。

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BMW X7 改良型 プロトタイプ

内部では、新設計される湾曲ダッシュボードの採用が噂されており、最新のインフォテインメントウェアも搭載すると思われます。

現行型パワートレインは、3.0リットル直列6気筒ターボチャージャーエンジンおよび最高出力456ps・最大トルク649Nmを発揮する4.4リットルV型8気筒ツインターボエンジンをラインアップしていますが、どちらも微調整が行われ、効率的にそして強力にする可能性もあるといいます。さらに、水素レンジエクステンダーを備えるエレクトリックモデルの設定も噂されています。

X7改良型のワールドプレミアは最速で2021年内と予想され、市場ではメルセデス・ベンツ「GLS」などと競合することになります。

(APOLLO)

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アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
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