■デュアルモーターや強力な四輪駆動「xDrive」搭載も期待
BMWは現在クロスオーバーSUV「X3」改良型を開発していますが、そのエレクトリックバージョンとなる「iX3」市販型の最新プロトタイプをカメラが捉えました。
スウェーデン北部の山中で捉えたプロトタイプのフロントドアには、「Electric Test Vehicle」のステッカーが貼られており、iX3で間違いありません。
フロントとリアはカモフラージュされていますが、エアインテークが新設計されるほか、LEDデイタイムランニングライトが新設計され、ヘッドライトとテールライトは現行型よりスリムになることが予想されています。
フロントグリルに変更は加えられていないようですが、フロントフェンダーの後ろに新しいエアアウトレットを装備、新たに設定される「Mスポーツバッケージ」であると予想され、フェンダーの黒いテープの下にはMバッジが隠されているようです。
キャビン内では、インフォテイメントシステムのアップデート、トリム類の見直しが図られます。
EVパワーユニットは、80kWhのリチウムイオンバッテリーパックを搭載し、最高出力282hp・最大トルク400Nmを発揮、1回の充電ではWLTPサイクルで最大460km(285km)の航続距離を誇ります。また、0-100km/h加速は6.8秒、最高速度180km/h(リミッター作動)のパフォーマンスがキャリーオーバーされる見込みですが、強力な四輪駆動「xDrive」搭載も期待されています。
改良型でバッテリーの改善が行われる可能性を語るのは時期尚早ですが、デュアルモーターを搭載のバリエーションを設定するとの噂もあり、その場合大きな変化をもたらすと思われます。
iX3改良型のデビューは2022年初頭と予想されます。
(APOLLO)