■フロントフェンダーの上部にはGT3 RSばりの通気孔を装備
ポルシェが開発を進める「718ケイマン」史上最強モデルとなるであろう「718ケイマンGT4 RS」市販型の最新プロトタイプをカメラが捉えました。
豪雪のスカンジナビアで耐寒テストを行っているプロトタイプには、大きなエアインテークを備えるフードが確認できます。またフロントフェンダーの上部には黒い長方形のテープを貼っていることから、前世代「911GT3 RS」のように下に通気孔があると思われます。
さらに「GT4」より大きなサイドベントを備えるほか、ミッドマウントエンジンを冷却するために、リアサイドウィンドウにルーバーが設置されています。リアエンドでは、先端に小さなスポイラーを備える巨大なスワンネックウィング、大径デュアルエキゾーストシステムの周りにはアグレッシブなディフューザーも確認できます。
足回りにはミシュランのグリップ力のあるタイヤを装着、新デザインのYスポークのセンターロックホイールを初めて装着しているほか、アップグレードされたブレーキを、大きなドリルディスクとイエローのブレーキキャリパーで覆っているのが見えます。
パワートレインは、「GT4」と「スパイダー」が搭載する4.0リットル水平対向6気筒エンジンの強化バージョンを採用。GT4では最高出力420PS・最大トルク420Nmを発揮しますが、GT4 RSでは、最高出力は450ps以上、最大500psとも噂されています。しかし、「911 GT3」が520psであることを考えると、後者の可能性は低いかもしれません。
718ケイマンGT4 RS市販型のデビュー日は不明ですが、2021年内が有力とはいえ、価格はベースのGT4より3万USドル(約315万円)以上高く、13万USドル以上(約1,365万円〜1400万円)という強気な価格で調整されていることがわかりました。
(APOLLO)