■2004年の「M3 CSLクーペ」以来、最高出力は500ps超えに
BMWが伝説の高性能モデル「CSL」を復活させるという噂が数年前からありましたが、新型「M4クーペ」に設定され、2022年にも生産開始される可能性があることがわかりました。
CSLは「Coupe Sport Lightweigh」の略で、同ブランド2ドアスポーツの頂点に君臨するモデルです。これまで「コンペティション」「CS」「GTS」などさまざまなMモデルが登場していますが、CSLは2004年の「M3 CSLクーペ」を最後に設定はなく、実現すればこれが18年ぶりの復活となります。
これまで開発車両と思わしき車両を目撃していますが、市販型でも大型のフロントスプリンター、カナード、サイドスカート、フロントフェンダー上部と後部には大口のエアアウトレット、リアには固定式ウィング、アグレッシブなディフューザーなどを装備するはずです。
予想されるパワートレインは、3リットル直列6気筒ツインターボエンジンで、最高出力500ps・最大トルク600Nmを発揮、マニュアルギアボックスと組み合わされ、後輪駆動となるでしょう。
ボディには、強力なエアロダイナミクスとCFRP(カーボンファイバー強化樹脂)ボンネットなどによる軽量化により大幅に軽量化が図られるはずです。「E46」世代のM3と比較してM3 CSLが110kg(243ポンド)削減されたことを考慮すると、同レベルの軽量化が確実と思われます。
開発が順調に進めば、M4 CSLのデビューは2022年初頭とみられ、生産は同年7月から開始、限定1,000台未満で販売されると予想されます。
(APOLLO)