インフィニティQX60 次期型に搭載する「絹のように滑らかな9速AT」とは?

■3.5リットルV型6気筒ガソリンエンジンを搭載、最高出力は296ps

インフィニティは、現在クロスオーバーSUV「QX60」次期型を開発していますが、そのプロトタイプが公式リークされました。

QX60は、2013年のニューヨークモーターショーで初公開、2016年には大幅改良されており、これが初のフルモデルチェンジとなります。また2020年9月には、「QX60 Monograph」(QX60 モノグラフ)を発表、QX60次期型を示唆していました。

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インフィニティ QX60 次期型プロトタイプ

公開されたプロトタイプは、スリムなヘッドライト、威圧感のあるダブルアーチグリル、厚みのあるボンネットフードなどが見てとれます。パワートレインは、3.5リットルV型6気筒ガソリンエンジンを搭載、最高出力は296psを発揮、「絹のように滑らか」な新世代9速ATと組み合わされるといいます。

同ブランドのアリゾナテストセンターでパワートレインパフォーマンスのマネージャーを務めるディブ・ギーゼル氏は、「まったく新しいQX60は、直線的加速感を備え、スタンディングスタートだけでなく、高速道路や市内でドライバーに自信を与えてくれます」と語りました。

さらに会長であるペイマン・カーガー氏は、「日本と米国のチームは、これまでで最も洗練された高度な3列クロスオーバーとして、新型QX60をご提供するためにたゆまぬ努力を重ねてきました。QX60はインフィニティの基盤です」と述べ、現在、快適さを追求するためにウィンドウ周りのウェザーストリッピングの品質をテストしており、エンジンの振動を遮断、キャビンの静粛性を高めるためにアクティブトルクマウントを追加したことを明らかにしています。

新開発の9速ATでは、ほぼ10対1というギア比のワイド化によりレスポンスの高いスタンディングスタートパフォーマンスを実現できるといいます。またキャビン内では、シフトバイワイヤーシステムを採用、センターコンソールを中心にスペースが拡大しています。

QX60新型のデビューは2021年後半と予想されています。

(APOLLO)

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アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
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