■初代プリウスPHVのネガをすべて払拭して登場!
2月15日は、「全日本スキー連盟設立の日」です。1925(大正14)年のこの日、全日本スキー連盟が設立されたことにちなんで制定されました。設立の中心となったのは、札幌農学校でスイス人「コラー」講師に日本で初めてスキーの指導を受けた生徒達だったそうです。
また2005年2月15日には、「YouTube」が設立されました。設立したのは、元PayPal社員の「チャド・ハーリー」らでした。しかし翌年には、同社のサービスに注目したGoogleに16億5000万ドルで買収されました。立ち上げたのもすごいですが、そこに着目したGoogleもすごいですね。15年も前ですからね。
さて、クルマ界の今日は何があったのでしょう?
2017(平成29)年2月15日、トヨタは「プリウスPHV(プラグインハイブリッド)」を5年ぶりに全面改良して発売を始めました。
初代プリウスPHVは、2012年1月に発売されました。プリウスHVをベースに駆動用のリチウムイオン電池の容量を大きくして、外部給電(プラグイン)機能を追加した仕様でした。そのためか、リチウムイオン電池の容量が不十分で満充電時のEV走行航続距離が26.4kmと短く、市場からはあまり評価されませんでした。
初代の反省点を踏まえて2代目プリウスPHVは、駆動用バッテリの容量を4.4kWhから8.8kWhへと倍増し、EV航続距離は68.2kmへと大幅に改善。5年の間にリチウムイオンバッテリ自体の進化と電動システムの改良が、EV航続距離向上につながりました。その他にも、「ソーラー充電システム」の採用やフロントマスクに左右4個のLEDを配備してFCV「ミライ」に近いデザインを採用するなど、環境対応技術や先進性の高さをアピールしています。
EVとHVの中間的なPHVの立ち位置は、日本では微妙な状況です。ユーザーの立場からみると、静かなEV走行はできるが、価格が100万程度高い、電気代を含めた燃料代の走行経済性は良いが価格差を吸収できるほどの差ではない、というのがPHVの一般的な見解です。それが、プリウスPHVがプリウスHVの1/10程度しか売れない理由でしょうが、ユーザーにとってはもうひとつ何かわかりやすいメリットが欲しいところですね。
毎日が何かの記念日。それではまた明日!
(Mr.ソラン)