ナンバー付き合法チューンで楽しむ、オートバックスグループの440PS・WRX STI & 220PS・スイフト・スポーツ【東京オートサロン2021】

■A PIT VAB/A PIT SWIFT Sports【オートバックスグループ】

オートバックスグループの「A PIT AUTOBACS SHINONOME」が手がける「WRX STI VAB」は、ノーマルの2.0Lから2.2L化を図れる、東雲オリジナルの2.2ショートブロックをはじめ、HKSの2.2Lキット、HKSの「GT-Ⅲ-RS」タービンなどを使い、440PS/676Nmまでパワー&トルクアップを実現しています。

A PIT VAB
「A PIT AUTOBACS SHINONOME」が手がける「WRX STI VAB」のエクステリア

サーキットはもちろん、厳選された市販パーツを使うことで、合法チューンに徹しているのが特徴。

同時にオリジナルパーツの開発にもこだわり、そのためのコンプリートカーでもあります。エアロキットは、VARIS(バリス)のクーリングボンネットを採用しているほか、サスペンションキットはエンドレスの車高調キット、デフはクスコ製のtype-MZが使われています。

A PIT VAB
「A PIT VAB」のレカロシート。オリジナルのウルトラスエードに張り替えられている

車内ではシフトはシーケンシャルではないものの、シフトの位置が高く、HパターンであるCAEの「ウルトラシフター」が用意されています。

シートはレカロで、そのまま使うのではなく、パッドをオリジナルのウルトラスエードに張り替えられています。滑りにくい素材で若干柔らかい触感が美点で、オーダーで好きなカラーに張り替えられます。

A PIT VAB
「A PIT VAB」のリヤビュー

「A PIT SWIFT Sports」もナンバー付きの合法チューンに徹し、スイフト・スポーツらしく乗って楽しい1台に仕上げられています。チューニングは主にHKS製が中心で、アライメントやバネレート、ECUのデータ変更などを主にオリジナルで実施。

A PIT SWIFT Sports
A PIT SWIFT Sportsのエクステリア

同社のパワー測定器で220PSまで出ているそう。ダンパーはHKSの「ハイパーMAX4 SP」で、ストリートであればこのままで十分ですが、筑波サーキットで走行するため、バネレートを変えるべく「HALスプリング」が使われています。リヤはTM-SQUAREのトーレスシムとキャンバーシムを使用。

A PIT SWIFT Sports
A PIT SWIFT Sportsのリヤビュー

また車内は、CAEの「ウルトラシフター」、シートはBRIDEの「XERO CS」「ZETAⅣ」。モータースポーツやチューニングの入門モデルとして最適なスイフト・スポーツは、ある程度スポーツ走行を楽しんできた人まで満足させるモデル。

A PIT SWIFT Sports
A PIT SWIFT Sportsのインパネ

同社では、こうしたユーザーに向けて「ちょっと足らないかな?」と思うところを、気軽に予算に応じて選んでいただければとしています。

(文:塚田 勝弘/写真:金子信敏・塚田勝弘)

【車両データ】

出展者:オートバックス京葉
出展車両名:A PIT VAB/型式:CBA-VAB/マフラー:HKSスーパーターボマフラー/チューニング:東雲オリジナル2.2ショートブロック、HKS GT-Ⅲ-RSタービン、HKS2.2Lキット、ECU DELTA BOX、DRLインタークーラー、ARCラジエター/エアロキット:VARIS クーリングボンネット/ドレスアップ内容&使用パーツ:GTウイング Euro/メーター:Defi アドバンスBF/カーナビ:カロッツェリア・サイバーナビ/シート:レカロ RMS/サスキット:エンドレス ファンクション.com 東雲スペック/ホイール:TWS T66F 東雲スペック/ブレーキ:エンドレス MX72プラス/ホイール:TWS T66F 東雲スペック/ホイールサイズ:18×9.5J+50/タイヤメーカー:ブリヂストン・ポテンザRE-12D/タイヤサイズ:265/35R18

出展者:オートバックス京葉
出展車両名:A PIT SWIFT Sports/型式:CBA-ZC33S/マフラー:HKS スーパーターボマフラー、HKS メタルキャタライザー/チューニング:HKS GTⅢ FXタービン、フラッシュエディター、HKS コールドエアインテークフルキット、HKS スーパーSQV4ブラックエディション、R’s ミドルテンプサーモ、HKSプラグ/ドレスアップ内容&使用パーツ:R’Sウルトラライトカーボンネット、ヴァレンティREVOテール/ステアリング:NARDI CLASSIC/シート:BRIDE XERO CS、BRIDE ZETAⅣ/メーター:Defi A1 ブーストメーター/オーディオ:パイオニア/サスキット:HKS ハイパーMAX4 SP/スプリング:HALスプリング/ホイール:TWS T66F/ブレーキ:エンドレス/ホイールサイズ:17J×8.0+42(F)、17×7.5J+42(R)/タイヤメーカー:ブリヂストン・ポテンザRE-12D/タイヤサイズ:215/45R17

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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