あくまで「見た目ノーマル」にこだわるサブライブのR34GT-R。その理由に納得【東京オートサロン2021】

●CREWCH★まるるんちの青い子(株式会社サブライブ CREWCH Jetwake)

あれ、ノーマル? でも車高は低いような。ホイールもノーマルだし。

激しいモデファイが施されたマシンが多く存在する「東京オートサロンTV」の撮影会場において、ノーマル然とした佇まいでちょっと異彩を放っているR34GT-R。

純正スタイルがこだわり

「CREWCH★まるるんちの青い子」と名付けられたマシンです。ドラッグレース仕様だけど、こちらはホイールすら純正のまま。カスタマイズ感といえば、ちょっと低く構えた姿勢がやる気を感じさせるくらいと、かなり異例です。

何を隠そう、このノーマル風の見た目こそがオーナーのこだわり。

ステッカーも基本的にリヤクォーターウインドウに集中

「まだ免許もなかったころに、R34GT-Rのスタイリングに一目惚れしたんですよ。だから見た目は変えない。ホイールすら変えちゃうと“ノーマルの見た目”とは言えないですよね。シートもノーマルです」とオーナー。

“ノーマルの見た目”へのこだわりは徹底しているのです。

ちなみにパワーは500psほどで「下のトルクがあってとても乗りやすい」とのこと。

スタイリングでノーマルと異なる部分は……

ちなみにこのR34、見た目でわかるノーマルとの違いは2ヵ所(ステッカーを除く)。車高ともうひとつはどこだと思いますか?

答えはマフラーです。オーナーさん曰く「ここは性能のために変えてしまった部分」とのこと。

(文:工藤貴宏/写真:金子信敏、土屋勇人、工藤貴宏)

●株式会社サブライブ CREWCH Jetwake まるるんちの青い子(チューニングカー部門)
・ベース車両:スカイラインGT-R
・型式:BNR34
・年式:1999
・エンジン型式:VR38DETT
・排気量:2600cc
・最高出力: 500 ps
・最大トルク:50kgm
・主な使用パーツ:ナプレック・レスポンスキッド/HKS・GT-SSタービン/SSクレイジーECU/CREWCHオリジナル等長フロントパイプ / オグラツインプレートクラッチ/ オーリンズサスペンション/他

この記事の著者

工藤貴宏 近影

工藤貴宏

1976年長野県生まれ。自動車雑誌編集部や編集プロダクションを経てフリーの自動車ライターとして独立。新車紹介、使い勝手やバイヤーズガイドを中心に雑誌やWEBに執筆している。現在の愛車はルノー・ルーテシアR.S.トロフィーとディーゼルエンジンのマツダCX-5。
AJAJ(日本自動車ジャーナリスト協会)会員。
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