トヨタとスズキが業務提携を検討開始。ダイハツからフェロー・バギィが登場【今日は何の日?2月6日】

■ブログの日。51年前、遊びクルマのフェロー・バギィが限定販売

今日2月6日は「ブログの日」です。ブ(2)ログ(6)の語呂合わせで、インターネット上で様々な話題や情報について文章と画像で発信する「ブログ」を普及させるのが目的です。そもそもブログは「ウェブログ(Weblog)」の略称で、ウェブは「ワールド・ワイド・ウェブ(www)」、ログは「記録」を意味するとのこと。難しいですね。

さて、クルマ界の今日は何があったのでしょう?

ひとつ目は、2017年2月6日にトヨタとスズキが、「環境や安全技術、商品補完等での業務提携」の検討を開始する覚書を締結したと発表しました。その後2019年8月に、両社は資本提携に関する合意書を締結。スズキはトヨタから電動化技術を受け、トヨタはスズキが得意とする小型車技術やインド市場での連携によるメリットを追求するのが狙いです。

1966年発売のフェロー
1966年発売のフェロー
1967年のフェローピックアップ
1967年のフェローピックアップ

また、今から51年前の1970年2月6日には、ダイハツから「フェロー・バギィ」が発表されました。

「フェロー」は、ダイハツが本格的に4輪乗用車に参入した最初の軽乗用車で、1966年にデビューしました。1970年には、黎明期の軽自動車を代表する名車「フェローMAX SS」が誕生しました。

1970年フェロー・バギィ「ビーチ」
1970年フェロー・バギィ「ビーチ」
1970年フェロー・バギィ「スピード」
1970年フェロー・バギィ「スピード」
1970年フェロー・バギィ「カントリー」
1970年フェロー・バギィ「カントリー」

フェロー・バギィは、フェローの軽商用車「フェローピックアップ」をベースにしたバギーカーです。強化プラスチック(FRP)製のドアなしのオープンボディ、車輪が剥き出しで前輪から後輪にかけて大きく波打ったフェンダー、大型のロールバーなど、遊び心満載の限定販売100台のパーソナルカーでした。エンジンは、排気量356ccの水冷2ストロークで、最高出力26PS/最大トルク3.5kgmながら、コンパクトなボディで車重が440kgしかなかったので、小気味よく走れたそうです。

この頃は、排ガス規制も安全基準もユルユルだったので、こんな楽しいクルマもできたのでしょう。そういえば、40~50年前の青春映画にはこんなクルマが浜辺を疾走するシーンがよくありました。

毎日が何かの記念日。それではまた明日!

(Mr.ソラン)

この記事の著者

Mr. ソラン 近影

Mr. ソラン

某自動車メーカーで30年以上、自動車の研究開発に携わってきた経験を持ち、古い技術から最新の技術までをやさしく解説することをモットーに執筆中。もともとはエンジン屋で、失敗や挫折を繰り返しながら、さまざまなエンジンの開発にチャレンジしてきました。
EVや燃料電池の開発が加速する一方で、内燃機関の熱効率はどこまで上げられるのか、まだまだ頑張れるはず、と考えて日々精進しています。夢は、好きな車で、大好きなワンコと一緒に、日本中の世界遺産を見て回ることです。
続きを見る
閉じる