■官営八幡製鉄所が稼働。オデッセイのハイブリッドはミニバントップの燃費を達成
今日2月5日は「プロ野球の日」です。1936(昭和11)年のこの日、全日本野球連盟が結成されたことに由来します。当時は巨人、阪神、中日、日本ハム、横浜DNA、オリックスの前身を含めて7チームでスタートしました。
また、1901(明治34)年のこの日、北九州市の「官営八幡製鉄所」が稼働しました。「殖産興業」、「富国強兵」の礎となり、その後も日本の重工業の発展と近代化に大きく貢献し、2015年には世界遺産に登録されました。直接関係はありませんが、八幡製鉄所から10km離れた戸畑に1910年「戸畑鋳物」が誕生。設立したのは、後の日産自動車の前身となる「ダット自動車製造」を買収した鮎川義介でした。
さて、クルマ界の今日は何があったのでしょう?
2016(平成28)年2月5日、ホンダの「オデッセイ」に、ハイブリッドモデルが追加されました。
1994年にデビューした初代オデッセイは、低床フロアで低い車高、乗用車のようなスタイリッシュなフォルムが人気を呼び、大ヒットしました。ミニバンブームの火付け役であり、またその後もブームの主役として高い人気をキープしていました。
そして2013年に5代目が登場し、2016年にハイブリッドモデルが追加設定されました。ハイブリッドシステムは、2013年発売の「アコード」の「SPORT HYBRID i-MMD」をベースにしています。i-MMDは、駆動用モーターと発電用モーターを備えた2モーター・ハイブリッドで、EVドライブ/ハイブリッドドライブ/エンジンドライブの3つの運転モードを運転状況に応じて使い分け、燃費と出力を最適化するシステムです。
ただし、アコードのハイブリッドそのままではなく、オデッセイ用に小型軽量化を図り、同時にモーターやコントロールユニットの効率を高めています。ミニバンクラストップの燃費を達成したオデッセイは、ハイブリッドを設定してから1ヶ月で約9,000台の受注があり、そのうち7割がハイブリッドだったそうです。
ホンダは、トヨタに対抗して様々なタイプのハイブリッドシステムを開発して実用化しています。システムについては紆余曲折がありましたが、今後はこの効率の良いi-MMDハイブリッドシステムに集約されていくのではないでしょうか。
毎日が何かの記念日。それではまた明日!
(Mr.ソラン)