名車ジャガーEタイプからインスピレーションを受けた、Fタイプの特別仕様車2モデルが登場

■「F-TYPE HERITAGE 60 EDITION」は6台、「F-TYPE HERITAGE V6 EDITION」は30台限定

ジャガー・ランドローバー・ジャパンは、本格スポーツカーの「F-TYPE(Fタイプ)」に2つの特別仕様車「F-TYPE HERITAGE 60 EDITION」「F-TYPE HERITAGE V6 EDITION」を設定し、2021年2月1日から受注を開始しました。

今回の特別仕様車は、ジャガーの伝説のスポーツカー「E-TYPE(Eタイプ)」が2021年に誕生60周年を迎えることを記念して設定されています。

ジャガーFタイプ
「F-TYPE HERITAGE 60 EDITION」のイメージ

数々のスポーツカーに大きな影響を与えたジャガーEタイプは、1961年にジュネーブモーターショーでワールドプレミアされ、60年経った現在でも語り継がれる名車の1台です。

ジャガーは、EタイプのDNAを受け継ぐFタイプの特別モデルとして、「F-TYPE HERITAGE 60 EDITION」をSV Bespokeが世界限定60台を生産。6台が日本に導入されます。

「F-TYPE HERITAGE 60 EDITION」は最上位グレードの「F-TYPE R COUPÉ P575」をベースに、ボディカラーに1960年代以降、採用されていなかったEタイプのオリジナルカラーである「シャーウッドグリーン」が採用されています。

ジャガーFタイプ
「F-TYPE HERITAGE 60 EDITION」のインテリア

インテリアも現行のFタイプには設定されていない「キャラウェイ/エボニー」のドュオトーンウィンザーレザーが用意されています。さらにヘッドレストには、60周年記念ロゴがエンボス加工で施されているほか、60台分の1であることを証明する「SV BESPOKE ONE OF SIXTY」と記載したプレートを用意。

さらに、Eタイプのリヤビューミラーケーシングのデザインからインスパイアされた、アルミニウムコンソールフィニッシャーなど、数々の特別装備が用意されています。価格は、誕生年の1961年にちなんで1961万円とされています。

ジャガーEタイプ
「F-TYPE HERITAGE V6 EDITION」に搭載されるV6エンジン

もう1台の特別仕様車「F-TYPE HERITAGE V6 EDITION」は、日本市場向けに企画されたモデルで限定30台になります。

Eタイプ60周年の「6」にちなんで、ジャガー最後の3.0L V型6気筒ガソリンエンジンが搭載された「F-TYPE R-DYNAMIC P380」をベースモデルに選ばれています。

装備は、フルエクステンデッドレザーのインテリア(タン)、ジャガーエンジンが奏でるサウンドを堪能できるアクティブスポーツエキゾーストシステム、最高品質の音響を提供する「Meridianサラウンドサウンドオーディオシステム」など、充実した装備を用意。

ジャガーFタイプ
「F-TYPE HERITAGE V6 EDITION」のインテリア

ボディカラーは、「ユーロンホワイト(10台)」「サントリーニブラック(10台)」「インダスシルバー(3台)」「フィレンツェレッド(4台)」「ブリティッシュレーシンググリーン(3台)」の5色を設定。価格は1398万円です。

(塚田 勝弘)

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
続きを見る
閉じる