カイエン、マカン、911(992)、3台のポルシェを出展したQUAD STAR&Y-squared【東京オートサロン2021】

■QUAD STAR カイエンクーペ/QUAD STAR マカン/Y-squared 992【バルーン】

QUAD STAR(クアッドスター)やY-squared(ワイスクエアード)のブランドを展開するバルーンは、クアッドスターから2台、ワイスクエアードから1台、合計3台のポルシェを展示しました。

QUAD STAR カイエンクーペ フロントスタイル
QUAD STAR カイエンクーペのフロントスタイル
QUAD STAR カイエンクーペリヤスタイル
QUAD STAR カイエンクーペのリヤスタイル
QUAD STAR カイエンクーペ テールパイプ
テールパイプは2×2タイプ。マーブル模様のカーボンが新鮮な印象
QUAD STAR カイエンクーペ フロアマット
上級な雰囲気を持つフロアマット。ラゲッジルームマットも同様のタイプが用意されている

QUAD STAR カイエンクーペは、フロントのリップスポイラー、サイドスポイラー、フェンダーアーチ、リヤスポイラー、マフラーのテールパイプなどを装着。H&Rのダウンサスにクアッドスター102Cのホイールが組み合わされています。

もっとも特徴的なのは使われているカーボンで、いかにもカーボンを使ったという感じの織り込まれた繊維が目立つタイプではなく、マーブル模様が特徴のプラッシュカーボンというタイプが使われていることで、従来の製品とはひと味違った独特の雰囲気を醸し出しています。

QUAD STAR カイエンクーペ フロントスタイル
QUAD STAR カイエンクーペのフロントスタイル
QUAD STAR マカン フロントリップ カナード
フロント最下段の黒い部分がカナード、その上の薄いボディ色部分が初期型の純正リップスポイラー
QUAD STAR マカン リヤハッチ
初期型リヤハッチを採用。ウインカーはシーケンシャルタイプとなる

QUAD STAR マカンは前期型のマカンをベースに、後期型マカンの純正パーツを装着。さらにそこにオリジナルのパーツを追加するという方式を採っています。

たとえば、フロントの場合純正の後期型リップスポイラーを装着したうえでカナード風のパーツを装着していますが、前期ボディに後期リップは簡単に付けることはできず、同社のノウハウが生かされているというわけです。

同様にリヤはハッチとテールランプが後期型となり、そこにウイングが装備されています。さらにウインカーをシーケンシャル(流れるウインカー)としています。サスペンションはエアレックスのエアサスで、クアッドスターQSC102ホイールが組み合わされます。

Y-squared 992フロントスタイル
Y-squared 992のフロントスタイル
Y-squared 992リヤスタイル
Y-squared 992のリヤスタイル
Y-squared 992フロントリップスポイラー
サイドにカナードが一体成形されているフロントリップスポイラー
Y-squared 992 リヤウイング
リヤウイングは空冷ポルシェを意識したデザイン。マーブル模様のカーボンが採用される

Y-squared 992は992型ポルシェ911を、見た目はオシャレで、空冷ポルシェをイメージしたスタイリングに仕上げたモデル。取り付けられるパーツとしては、ワイスクエアードのフロント、サイド、リヤアンダースポイラー、リヤウイング、カーグラフィックのホイール、開発中の車高調サスなどです。走りの開発には同社に関係のあるレーシングドライバーたちが担当。前後の安定性を基本に、高速性能の安定化を目指しています。フルエアロ、車高調、マフラーなどを2月中に発売予定とのことです。

QUAD STAR&Y-squaredイメージ

●QUAD STAR/QUAD STAR カイエンクーペ/ベース車両メーカー(ポルシェ・カイエンクーペ)/装着パーツなど:リップスポイラー/サイドスポイラー/フェンダーアーチ/リヤスポイラー/マフラー・テールパイプ/H&Rダウンサス/クアッドスター102Cのホイール

●DQUAD STAR/QUAD STAR マカン/ベース車両メーカー(ポルシェ・マカン前期型)/装着パーツなど:純正後期型リップスポイラー/カナード/純正後期リヤハッチ/純正後期テールランプ/ウイング/シーケンシャル(流れるウインカー)/エアレックス・エアサスで、クアッドスターQSC102ホイール

●Y-squared/Y-squared 992/ベース車両:992型ポルシェ911/フロントスポイラー/サイドスポイラー/リヤアンダースポイラー/リヤウイング/カーグラフィックのホイール/車高調サス(開発中)

(文:諸星 陽一/写真:金子 信敏)

この記事の著者

諸星陽一 近影

諸星陽一

1963年東京生まれ。23歳で自動車雑誌の編集部員となるが、その後すぐにフリーランスに転身。29歳より7年間、自費で富士フレッシュマンレース(サバンナRX-7・FC3Sクラス)に参戦。
乗って、感じて、撮って、書くことを基本に自分の意見や理想も大事にするが、読者の立場も十分に考慮した評価を行うことをモットーとする。理想の車生活は、2柱リフトのあるガレージに、ロータス時代のスーパー7かサバンナRX-7(FC3S)とPHV、シティコミューター的EVの3台を持つことだが…。
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