■1950年代から1960年代のクラシックスポーツカーに刺激を受けたメーカーが開発
スペインを拠点とする自動車メーカー「Hurtan Automoviles」(フータン オートモービルス)が開発を進める新型スポーツカー「フータン クーペ」開発車両をカメラが初めて捉えました。
レトロスタイルを専門とするフータンは、1950年代から1960年代のクラシックスポーツカーに刺激を受けたファン・ウルタド・ゴンザレス氏によって1991年に設立されたメーカーです。
これまで、「アルバイシンT2」「T2+2」「2P」「4P」「グランドバイシン」などの乗用車、派生モデルが製造されています。
捉えた新型スポーツカー開発車両は、フロントバンパーにLEDデイタイムランニングライトをインサート、ボンネットの高い位置に2つの最新ヘッドライトが配置されています。その下には小さなラジエターグリル、筋肉質のホイールアーチ、リアエンドには、ラウンドテールライト、クロムメッキのクワッドエキゾーストシステムを装備、ワイズマンや、第二次世界大戦前のクライスラー、PTクルーザーを彷彿させる2ドアコンバーチブルが見てとれます。
情報によると、この新型スポーツカーはマツダ「NDロードスター」(MX-5)のプラットフォームを流用しており、パワートレインは1.5リットル直列4気筒エンジン、および2.0リットル直列4気筒エンジンをラインアップ。
最高出力はそれぞれ132ps、184psを発揮、両方とも6速マニュアルギアボックスと組み合わされますが、2.0リットルモデルにはオプションでオートマチックトランスミッションが設定されるといいます。
プロトタイプのドア、ミラー、ウィンドウライン、フロントガラス、わずかにみえる内部の自立型インフォテインメントスクリーンなど、まさにNDロードスターといえそうですが、同様の折りたたみ式ハードトップシステムが流用されているかは不明です。
フータン クーペ市販型のワールドプレミアは意外と早く、おそらく2021年3月中と思われ、日本で見られることがあるか注目されます。
(APOLLO)