■最新の表現方法やタッチレスのインターフェイスを駆使したメニューを用意
輸入車ブランドをはじめ、自動車メーカーによる都心部へのショールームの出展が相次いでいます。単にクルマを売るだけでなく、そのブランドの世界観や先進技術などを広く知ってもらうことで、ブランド力を高めるのが狙いといえそうです。
アウディ ジャパンもいち早く原宿に「アウディフォーラム東京」を設置していました。
以前お伝えしたように、アウディは、2021年1月14日から5月末までの期間限定で次世代型ブランドストア「Audi House of Progress Tokyo」を東京の南青山にオープンします。「Audi House of Progress Tokyo」は、アウディによって全世界展開されるブランドストア「House of Progress」の第1弾です。
高級ブランドや多くのセレクトショップが立ち並ぶハイファッションの中心である南青山に立地し、アウディの持つ洗練されたデザイン性やプレミアムな品質、先進技術などの要素と強い関係性を感じることができる施設になります。
同スポットでは、アウディブランドの歴史や哲学、アウディモデルのデザインに込められた想いなどを、まったく新しい方法で体験することができるそう。たとえば、プロジェクションマッピングとジェスチャーコントロールを組み合わせて拡張現実(AR)のように本を読む体験や、壁に書かれたワードを指さすとその位置をセンサーで検知し、その言葉に関連してアウディからの未来へ向けたメッセージが紹介されるアトラクションなどを用意。
さらに、クルマの三次元模型に、プロジェクションマッピングでデザイン哲学を表現するなど、最新の表現方法やタッチレスのインターフェイスが駆使されたメニューが用意されています。
2階のラウンジは、来場者がくつろげるスペースになっていて、サスティナブル素材に留意したというドリンクなどの提供もあるそう。LINEを使ったメッセージ入力画面から「未来の自分へのメッセージ」を送ると、このラウンジ内のデジタルサイネージに表示され、また1年後に送信者にも届くよう…というメニューも用意されます。
アウディならではの先進的な価値観を、最新のデジタルエクスペリエンスを通じて楽しむことが可能で、またサスティナブルで未来志向の最新技術を持つ他ブランドとのコラボレーションイベントも予定されています。
さらに、コンセプトカーなどの展示も予定されていて、「アウディ」ブランドの将来を示唆するモデルが来場者を出迎えます。
グランドオープン時には「Audi Q4 Sportback e-tron concept」を、その後は「Audi e-tron GT」の展示が予定されています。全長4.6mクラスのスタイリッシュなミドルサイズSUVと、Audi Sportの未来を示唆する重要なモデルを量産型に近いコンセプトカーという形で間近で見ることができます。
ほかにも、「House of Progress Tokyo」では、EVのe-tronやレーシーな「RS」モデルなど最新モデルの試乗もできます。アウディのファンやクルマ好きはもちろん、ARなどの先進技術に興味のある方にもオススメできるスポットといえそうです。
(塚田 勝弘)
【関連リンク】
Audi House of Progress Tokyo(東京都港区南青山5-3-2)
https://www.audi.jp/progress/audi-brand-store/