■V型エンジンと訣別、新たに2L直4エンジンを搭載
これまで、メルセデス・ベンツ Cクラス次期型のステーションワゴン、高性能AMG「C43/C53」セダンのプロトタイプを捉えてきましたが、今回初めてAMG「C43/C53」のワゴンモデルをキャッチ、次期型での設定が確定となりました。
捉えたプロトタイプは、デュアル5スポーク合金ホイール内に収容されている大型ブレーキローターセットを装備するほか、サイドシル、リアエンドにはディフューザーに接する円形クワッドエキゾーストパイプが見てとれます。ハイエンドモデル「C63」では正方形の排気口のため、このテスト車両がAMG「C43/C53」と判断できます。
フロントエンドにはAMGお得意のダミーグリルを装着、その奥にはパナメリカーナグリルを装備していることは間違いなく、よりアグレッシブなマスクとなることが予想されます。
市販型では「C43」と呼ばれるか「C53」になるか現段階では不明です。しかし、パワートレインはともにV型エンジンと決別し、新たに2.0リットル直列4気筒エンジンを搭載。9速オートマチック、全輪駆動システムと組み合わされることが予想されています。
また、より強力なパワーを得るために電気モーターを搭載、マイルドハイブリッド技術を採用することにより、最高出力は現行型C43の385psを超え、過去最高の416ps以上を発揮する可能性もありそうです。
メルセデス・ベンツでは、Cクラス次期型の発表が迫っており、AMGの気になるデビュー時期は2021年内後半が有力です。
(APOLLO)