大型リヤルーフスポイラーを備えたわずか20台限定の「Abarth 695 Anno del Toro」が登場

■イタリア語で「丑の年」を表す「Anno del Toro」を車名に使用

2020年の新車販売は国産・輸入車ともに新型コロナウィルスの影響を受け、一部ブランドを除いて苦戦を強いられました。

そんな中でも「Abarth(アバルト)」の販売台数は2019年比で2.6%増の3,032台に達し、歴代2位を記録したそうです。124スパイダーは生産終了となっていますが、「アバルト595」は根強い支持を集めていて、最近では男性だけでなく女性のオーナーも獲得しているそう。

アバルト 695 アンノ デル トーロ
限定車の「695 Anno del Toro(アンノ デル トーロ)」が登場

2021年1月14日、「595 Competizione(コンペティツィオーネ)」(左ハンドル・MT)をベースとした限定車の「Abarth 695 Anno del Toro」が発表されました。2021年1月14日から1月25日まで特設サイトにおいて予約受付を開始しています。

限定車の「695 Anno del Toro(アンノ デル トーロ)」は、イタリア語で「丑の年」を表す「Anno del Toro」を車名に取り入れた20台限定の特別なモデル。

アバルト 695 アンノ デル トーロ
「695 Anno del Toro(アンノ デル トーロ)」の大型リヤルーフスポイラー

エクステリアの見どころは大型のリヤルーフスポイラーで、走行中に車体を安定させるダウンフォースはもちろん、フィアット600をベースとする1960年代のコンペティションモデル「フィアット・アバルト1000TCR」にインスピレーションを受け、現代風の解釈を加えたものだそう。

ウイングの角度は最大60度まで調整可能で、速度域に応じてダウンフォースの強弱を設定できます。ボディカラーには、限定車専用でブルー系の「Blu Podio」が用意され、ルーフにはチェッカードパターンが配されています。オーバーフェンダーやサイドシルはグレーになり、コンペティションモデルのレーシーなムードが演出されています。

さらに前後にエンブレムが配され、ホイールセンターキャップやステアリングホイールには、ビンテージタイプのロゴバッジが用意されています。

アバルト 695 アンノ デル トーロ
「695 Anno del Toro(アンノ デル トーロ)」のインテリア

足まわりには、17インチの12スポーク・アルミホイールが備わり、フロントディファレンシャルにコーナー立ち上がり時の加速性を向上させるメカニカルLSDが搭載され、スポーティな走りに対応。搭載されるエンジンは1.4Lの直列4気筒ターボで、スペックは180PS/230Nm(SPORTスイッチ使用時は250Nm)となっています。

ピリ辛のアバルト595・コンペティツィオーネをベースとした「Abarth 695 Anno del Toro」の販売台数はわずか20台。先述したように、申し込みは下記の特設サイトでの受付になり、応募多数の場合は抽選なります。価格は429万円です。

(塚田勝弘)

【関連リンク】

Abarth 695 Anno del Toro
https://www.abarth.jp/limited/695-annodeltoro/

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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