メルセデス・ベンツの旗艦EVセダン「EQS」、エアロダイナミックホイール装着の最終デザインを確認

■ルーフライン、ピラー、ウィンドウラインが完全に露出。低くて滑らかなシルエット

メルセデス・ベンツの新型フラッグシップ電動サルーン、「EQS」市販型の最新プロトタイプをカメラが捉えました。

キャッチしたテスト車両はこれまでで最もカモフラージュが軽く、デュアルトーンの「インナースポーク」デザインを特徴とするエアロダイナミックホイールを初めて装着していることが確認できます。

またルーフライン、ピラー、ウィンドウラインが完全に露出、CLSやAMG GT4ドアクーペを含む典型的メルセデスより、はるかに低くて滑らかなことがはっきりと分かるほか、サイドビューやサイドミラーハウジングが「EQC」のデザインと一致、リアエンドではテールゲートの全体的形状が第1世代の「GLEクーペ」を彷彿させます。

室内の様子にも注目です。ドライバーの座席位置から通常のメルセデスサルーンと比較して明らかに高くなっていることもわかります。コックピットには、ポートレートスタイルのタッチスクリーンインフォテイメントシステム、デジタルゲージクラスタなどSクラス新型と同様のレイアウトが濃厚です。

EQS市販型ではSクラスの「MRA」と異なる「MEA」アーキテクチャを採用、EVユニットは各車軸に1基ずつ、2つのモーターを装備し、最高出力は450ps以上を発揮。0-100km/h加速4.5秒、最高速200km/hのパフォーマンスを実現します。

駆動方式は電気式全輪駆動が標準となるでしょう。またAMGバージョンでは600psに近いパワーが予想され、航続距離はWLTPテストで435マイル（700km）を超えると噂されています。

CES2021ではハイパースクリーンを初め最新技術の一部が公開が予定されましたが、実車デビューは2021年内と予想されています。

（APOLLO）