■英国の高級スポーツカーメーカーが108年前に誕生!
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さて、クルマ界の今日は何があったのでしょう?
1913年1月15日は、アストンマーティンが創立された日です。
アストンマーティンは、ライオネル・マーチンとロバート・バムフォードが設立した英国の高級スポーツカーメーカーです。モータースポーツでも多くの実績を残し、1954年にはル・マン24時間レースと世界スポーツカー選手権を制覇し、現在も世界耐久選手権(WEC)で活躍しています。ただし、手作りの少量生産が故に、当初から経営状況は苦しく、紆余曲折の後、現在はフォード傘下に入っています。しかし、フォードの経営状態も良くないため影響力は小さく、独自にDBシリーズやヴァンテージ、ラピード、ヴァンキッシュなどを世に送り出しています。
アストンマーティンと言えば、映画「007シリーズ」ジェームズ・ボンドのボンドカーを思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。007では、カッコいいクルマが必ず出てきますが、アストン・マーチンが起用されたのは1964年公開の第3作「007ゴールドフィンガー」と第4作の「007サンダーボール作戦」で、特殊武装した「DB5」が大活躍してましたね。ちなみに、1967年公開の「007は二度死ぬ」では日本が舞台となり、市販されてない「2000GT」のオープンカーが登場して話題になりました。
アストンマーティンは、よくある流線型のスポーツカーとは一線を画し、上品で優雅なフォルムが特徴です。何となく英国の貴族を思わせるような雰囲気があり、タキシード姿が似合うスポーツカーですね。ジェームズ・ボンドの影響でしょうか。
毎日が何かの記念日。それではまた明日!
(Mr.ソラン)