N-BOXシリーズがトヨタ・ヤリスの猛追をかわして新車販売台数4年連続トップに

■「N-BOX1強」!! 軽自動車の新車販売台数では、6年連続の首位に

軽自動車の新車販売台数はもちろん、登録車を含めた新車販売台数でトップの座を定位置としているのがホンダ・N-BOXシリーズです。

2021年1月8日、ホンダはN-BOXシリーズ(N-BOX、2017年8月販売終了のN-BOX+、2020年2月販売終のN-BOX SLASH)の2020年(1月~12月)における販売台数が19万5984台になり、登録車を含む新車販売台数で1位になったと発表しました。新車販売台数では4年連続、軽自動車の新車販売台数では、6年連続の首位になります。

ホンダ N-BOX
2020年12月にマイナーチェンジを受けたN-BOX

なお、新車販売台数で4年連続で第1位になったのは、同社初の記録だそう。コロナ禍の2020年は、ブランニューモデルやフルモデルチェンジを受けた新型、一部のモデル(アルファード/ヴェルファイアなど)を除き、前年割れしたモデルが多数を占めています。

軽自動車では独走しているN-BOXも、登録車を含めるとトヨタ・ヤリスの猛追を受けている印象。ヤリスは2月の発売以降、2020年の販売台数は15万1766台でした。なお、軽自動車の2位はスズキ・スペーシアで13万9851台、3位はダイハツ・タントで12万9680台と軽スーパーハイトワゴンが強みを満ちています。

2020年の日本の新車販売台数においてトヨタに次ぐ2位にスズキが入り、ホンダが3位に後退したという報道もされていますが、N-BOXは2020年12月24日にマイナーチェンジを受け、デザインのリフレッシュやパーキングセンサーシステムの追加など、安全装備を中心としたアップデートが図られています。

トヨタ・ヤリス
N-BOXを猛追したトヨタ・ヤリス

マイナーチェンジ効果を得てトヨタ・ヤリスとの販売台数トップ争いを再びリードできるか気になります。なお、直近の2020年12月の販売台数は、ヤリスが1万7198台、N-BOXが1万3427台となっていて、3700台を超える差になっています。

(塚田勝弘)

この記事の著者

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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