■より流麗なルーフライン、LEDテールライトは上端が全幅に広がっているデザイン採用
ホンダは2020年11月、生産型に近い第11代目のシビック新型を発表しましたが、その派生モデルとなる「シビック ハッチバック」次期型プロトタイプをカメラが初めて鮮明に捉えました。
米国市場に1973年に導入された初代シビックは、これまで1,200万人以上の顧客に愛され、現在では米国市場で最も売れているコンパクトカーとして認識されています。
ホンダのヨーロッパテストセンター付近で捉えたプロトタイプは、カモフラージュが厳重でディテールは不明ですが、より流麗なルーフラインが確認できるとともに、伝統的5ドアのエクステリアより、リフトバックの美学を提供してくれます。
また、リアエンドではLEDテールライトの上端が車幅いっぱいに広がっているデザインの一部も見てとれるほか、シビックセダン新型より丸みを帯びた形状をしているようです。
キャビン内では、ダッシュボード上部に9.0インチのインフォテイメントディスプレイを装備、ステアリングホイールの後ろにはデジタルゲージクラスタ、メッシュハニカムアクセントを備える通気孔などセダンと多くを共有することになるはずです。
また、新しいエアバックのデザインにあわせた「HONDA SENSING」システムのアップデート版や、人と衝突した場合の歩行者に優しいボディ構造など、様々はアクティブ、および受動的セーフティシステムも導入されます。
パワートレインは不明ですが、おそらくセダンから流用されることになるでしょう。市販型のワールドプレミアは2021年夏と予想、インディアナ州のグリーンズバーグ工場で生産予定です。またハッチバック登場後は、よりスポーティな「Si」、ハードコア「タイプR」の設定も確実視されています。
(APOLLO)