「こんなの初めて」葉月美優×MX-30【注目モデルでドライブデート!? Vol.57】

■普通じゃない

コンセプトは「わたしらしく生きる」なのだとか。ボクの愛車であるマツダ「MX-30」のことだ。

葉月美優×MX-30
都会から出発

……でも、そういわれても正直なところピンと来ない。じゃあ「CX-5」とか「MAZDA3」だったら「わたしらしくないのか?」とか、オープンスポーツカーの「ロードスター」だって充分に“わたしらしいクルマ”じゃないかと思ったりする。

でも、ひとつだけ明らかなことがある。MX-30はとても個性的なクルマだということだ。唯一無二の存在といっていいかもしれない。

その理由はドアだ。テールゲートを含めるとドアは5枚付いていて、それは数の上では普通だけど、開き方が普通じゃない。いわゆる「観音開き」で、普通とは逆に後ろ側に向かって開くのだから。

葉月美優×MX-30
観音開きゆえの視界

「これ面白いね。はじめてだよー」

彼女が、そんな個性的なドアのMX-30に乗るのは今日がはじめてだ。前席に乗り込む限りは普通の3ドアや5ドアと変わらないけれど、リヤドアも一緒に開いて見せたらちょっとだけ面白がってくれた。そしてこういった。

●わたしらしい、かも!?

葉月美優×MX-30
都会から、GO!

「後ろのシートにバッグを置くのが楽だね」

そう、ボクもこの観音開きドアのもっとも便利なところはそれだと思っている。いちいち大きなアクションでリヤドアを開けなくても、前のドアを開いたついでにサッとリヤドアを開けてリヤシートにアクセス出来る。だから後席へ荷物を置いたり、降ろすのが楽なのだ。

そんなMX-30は、5ドアだと思って接すれば一般的な5ドアよりも使い勝手が劣る面があるのは否定しない。やっぱり後席乗り降りは厳しくて、感覚的には3ドアだ。

葉月美優×MX-30
「期待できそう」

だけど、5ドアではなく3ドアだと思って接すればとても使いやすいクルマだ。後席アクセスだって、普通の3ドアよりは楽にできる。

それが「わたしらしい」のかはよくわからないけど。いや、きっと「わたしらしい」のだろうな。(つづく)

(文:工藤 貴宏/今回の“彼女”:葉月 美優/ヘア&メイク:東 なつみ/写真:ダン・アオキ)

この記事の著者

ダン・アオキ 近影

ダン・アオキ

15年ほど勤めた出版社でリストラに遭い、2010年から強制的にフリーランスに。自ら企画し編集もこなすフォトグラファーとして、女性誌『GOLD』、モノ雑誌『Best Gear』、カメラ誌『デジキャパ!』などに寄稿していましたが、いずれも休刊。
諸行無常の響きあり。主に「女性と車」をテーマにした写真を手がけ、『clicccar』では「注目モデルでドライブデート」の撮影をさせていただいております。感謝。
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