■ダッシュボードの幅全体を走る湾曲したディスプレイは、直感的で感情的
メルセデス・ベンツは、フラッグシップEVセダン「EQS」のティザーイメージを公開しました。
先日は、オプションで「HEPA」フィルターシステムが装着可能ということが発表されました。これは手術室と同レベルの空気クオリティを実現する高性能フィルターで、PM2.5レベルのホコリなどをろ過、その有効性能は「DIN EN1822」により認定、その最初の自動車セクターだといいます。
そして今回新たにMBUXハイパースクリーンなる技術が搭載されることがわかりました。これはデジタル開催されるCES 2021(コンシュマー・エレクトロニクス・ショー)で公開予定の次世代インフォテイメントシステムです。
その一部を紹介すると、ダッシュボードの幅全体を走る湾曲したディスプレイを持ち、「ハイパースクリーン」と名付けられているといいます。助手席からもディスプレイにアクセス可能で、同社では、「このデジタル体験は、直感的であり感情的」と述べています。またインフォテイメントを初め、HVAC,および車両機能の操作のための人工知能を組み込んでいるようです。
EQS市販型では、EQSはSクラスの「MRA」と異なる「MEA」アーキテクチャを採用、Sクラスとは異なり、Bピラー以降が傾斜、テールゲートを備える優雅なリフトバックスタイルとなることが濃厚です。
EVユニットは、各車軸に1基ずつ、2つのモーターを装備し、最高出力は450ps以上を発揮。0-100km/h加速4.5秒、最高速200km/hのパフォーマンスを実現します。駆動方式は、電気式全輪駆動が標準となるはずです。またAMGバージョンでは600psに近いパワーが予想され、航続距離はWLTPテストで435マイル(700km)を超えると噂されています。
CESではハイパースクリーン技術の公開のみとなり、実車デビューは、2021年内と予想されます。
(APOLLO)