■62年前に東京タワーが完工!
12月23日は、祝日という感覚が残っている人が多いのではないでしょうか?
平成の時代には天皇誕生日で祝日でしたが、令和では平日です。令和の時代の天皇誕生日は、2月23日です。ただ私のような昭和の人間にとっては、昭和の天皇誕生日の4月29日の方が馴染み深いですが。
歴史的な出来事としては、今から62年前1958年の今日12月23日に、東京タワーが完成して完工式が行われました。高さが333mでパリのエッフェル塔324m(放送用アンテナ含め)より高く、当時世界一の高さの構造物でした。
2012年に東京スカイツリーが完成するまでは、テレビ局の電波を発信する役目を担っていました。現在は、予備電波塔として位置付けられ、もしも東京スカイツリーにトラブルが発生したら、代わりに電波が発信できるようになっています。このような通信インフラの役目もさることながら、何と言っても東京に行ったら東京タワー見物という「東京のシンボル」としての存在価値は今も変わらず絶大です。私も修学旅行で初めて昇って感動したお上りさんでした。
さて、クルマ界の今日は何があったのでしょう?
ちょうど1年前2019年12月23日、トヨタの「マークX」最後の1台がラインオフを終え、51年続いたマークIIとマークXの歴史に幕が下ろされました。
マークXの前身は、1980年代に「ハイソカー(ハイソサエティカー)」の中心的存在として一大ブームを起こした「マークII」です。
マークIIは、高級FRセダンとして1980年代にマークII3兄弟と呼ばれた「チェイサー」と「クレスタ」とともに一世を風靡しました。しかし、2000年を迎える頃にはセダン人気に陰りがみえ、市場環境はユーザーの多様性に応えるかたちでSUVやミニバンなどに主役の座を譲りました。
そして、セダン復活の重責を担って2004年に登場したのがマークXでした。マークXは、マークIIの流れを継承しながらも新たな支持層の若返りを狙ってスポーティさを強調したセダンでした。しかし、初期には販売を伸ばしたものの徐々に落ち込み、期待通りセダンの復活は果たせず遂に生産終了となりました。
セダン衰退の中で、2000年以降セダンの復活を目指して多くのセダンが登場しては、目標を達成できずに消えていきました。また先月、セダンの王様的存在の「クラウン」がセダンを止めてクロスオーバー(SUV)になるのでは、という衝撃的な報道が流れました。
本当にセダンが消えてしまいそうですね。残念!
毎日がなにかの記念日。それではまた次回!
(Mr.ソラン)