■生産準備が整ったヘッドライト、テールライトを装備しグリルは標準サイズに
開発も終盤に入っていると見られるBMWのコンパクト2ドアスポーツ、新型「2シリーズ クーペ」の最新プロトタイプをカメラが捉えました。
豪雪のスカンジナビアでキャッチしたテスト車両は、生産準備が整ったヘッドライト、テールライトを装備、グリルはカモフラージュされていますが、バンパー下部の開口部が広いため、物議を醸し出している4シリーズのメガグリルの採用はないようです。
また、アグレッシブなサイドスカートや2021年発売が予定される新型「i4」で採用される「フラッシュマウントドアハンドル」と備えていることもわかります。リアエンドでは、デュアルエキゾーストシステム、コンパクトなリアスポイラーも装着されています。
次期型では「CLAR」プラットフォームを採用、後部ドアのある他のすべての2シリーズファミリーのように前輪駆動(FF)に移行するのではなく、後輪駆動(FR)レイアウトにこだわり続け、BMWのスポーツカー魂を継承します。
車内では、インフォテイメントシステム、デジタルインストルメントパネルを含むダッシュボード全体が「2シリーズ グランクーペ」と共有することになりそうです。
パワートレインは、1.5リットル直列3気筒ガソリンターボエンジンをはじめ、最高出力258psを発揮する2.0リットル直列4気筒ガソリンターボエンジンをラインアップするほか、高性能「M240i」には最高出力345psを発揮する3.0リットル直列6気筒が搭載されるはずです。
そしてハードコアモデル「M2 クーペ」には、M3セダン・M4クーペから流用される3.0リットル直列6気筒ツインターボ「S58」エンジンをデチューン、最高出力は420ps以上といいますから期待が膨らみます。
2シリーズ クーペ次期型のデビューは最速で2020年内、あるいは2021年初頭となるはずです。
(APOLLO)