■自動運転システム、インフォテイメントなど最先端技術を駆使して開発
元祖最高級クロスオーバーSUV、ランドローバー「レンジローバー」次期型、最新のプロトタイプをキャッチしました。
ベントレー「ベンテイガ」、ロールスロイス「カリナン」、BMW「X7/X8」など競争が加熱する最高級クロスオーバーSUV市場の中にあり、レンジローバー第5世代は、それらライバルを凌駕することが使命とされています。
現在、独自の伝統、パワートレイン、自動運転システム、インフォテイメントなど最先端技術を駆使し、開発が進められているといいます。
次期型では、アルミニウムプラットフォーム「MLA」(Modular Longitudinal Architecture)を採用、現在の「D7u」アーキテクチャより大幅に軽量化され、すべてのジャガー/ランドローバープラットフォームの中で最軽量となり、フルエレクトリック、ハイブリッドモデルに対応するよう設計されています。
コードネーム「L460」と呼ばれる第5世代のボディサイズは、全長4,999mm、全幅1,983mm、全高1,920mm、ホイールベース2,922mmと予想され、ベンテイガよりわずかにコンパクトに設計されます。
捉えたプロトタイプは、厳重にラッピングされていますが、これまでのボディスタイルを継承する本格オフローダーのシルエットが見てとれます。ヘッドライトは以前捉えたプロトタイプとは異なり、ターンシグナルを備えるLEDデイタイムランニングライトを備えており、「ヴェラール」風の薄型ヘッドライト、テールライトが予想されます。
長いホイールベースからLWBバージョンと断定、次期型でも設定されることが確実となりました。さらに、クワッドエキゾーストシステムを搭載していることからも、V型8気筒エンジンを搭載していることがわかります。
キャビン内では、昨年「ヴェラール」で見られた「Touch ProDuo」システム最新バージョン、同時に使用可能な2つの10.0インチディスプレイを搭載します。
予想されるパワートレインは、最高出力400psを発揮する3.0リットル直列6気筒ガソリンターボ+48Vマイルドハイブリッド、最高出力404ps、最大トルク640Nmを発揮する2.0リットル直列4気筒+電気モーターのPHEVをラインアップ。
さらにフラッグシップには、JLRのスーパーチャージャー付き5.0リットルV型8気筒に代わり、最高出力570psを発揮するBMW製4.4リットルV型8気筒ガソリンツインターボエンジンの搭載が噂されています。
レンジローバー次期型のワールドプレミアは、2020年内とも予想されていましたが、コロナウィルスの影響で遅れが生じている様子で、2021年後半となる可能性もありそうです。
(APOLLO)