ディスカバリー・スポーツ2021年モデルに2Lディーゼル+マイルドハイブリッドの「D200」が追加!

■アダプティブクルーズコントロール、ブラインドスポットモニターなどを標準化

2020年モデルからプラットフォームを一新した「DISCOVERY SPORT(ディスカバリー・スポーツ)」。その2021年モデルの受注が2020年12月10日から開始されています。同じく2021年モデルが発表されたレンジローバー・イヴォークと同じように、マイルドハイブリッド技術が搭載され、最高出力が204PSにまで引き上げられた、最新の2.0L直列4気筒INGENIUMディーゼルエンジンがラインアップされたのがトピックス。

ディスカバリー・スポーツ
2021年モデルの受注を開始したディスカバリー・スポーツ

これにより、従来の2.0L直列4気筒INGENIUMガソリンエンジン(P200:最高出力147kW/200PS・最大トルク320Nm、P250:最高出力183kW/249PS・最大トルク365Nm)と合わせてエンジンは3種類で、全11グレード展開となっています。

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「S」グレード以上が「Pivi Pro」になる

さらに朗報なのは、最新のドライバー支援システムが標準化された点で、3Dサラウンドカメラ、ブラインドスポットアシスト、アダプティブクルーズコントロール、クリアイグジットモニター、リヤコリジョンモニター、リヤトラフィックモニターなどが用意されます。

ほかにも、使い勝手を向上させる最新のインフォテインメントシステム「Pivi」が標準装備(S以上がPivi Pro)されます。「Pivi」が付いてくるオンラインパックに、専用の通信データプランが用意され、ナビゲーション(施設情報のオンライン検索/ガソリン価格のオンライン取得/マップデータのオンラインアップデート)、メディア(Spotify/Deezer/TuneInRadio、天気予報(AccuWeather)、カレンダー(Google Suite/Microsoft Office 365)のアプリがデータ容量を気にせず利用できます。

また、花粉症などの方にうれしいのが、PM2.5、花粉やバクテリアなどのアレルゲンにも対応する空気浄化システムがオプション設定されたことで、車内をきれいに保つことができます。

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ディスカバリー・スポーツにオプション設定される空気浄化システム

こちらには、車外の空気の状況をモニタリングし、一定以上の汚れを検知したら自動的にエアコンを内気循環に変更するエアクオリティセンサー、空気清浄機能(リモートアプリからエアコンのファンを動作させ、車内の空気を入れ替え)、空気イオン化テクノロジー(エアコン動作時にマイナスイオンを発生)、CO2マネジメント(室内のCO2量をモニタリングし、必要に応じて内気循環をバランスよく解除)、PM2.5 フィルター(PM2.5 フィルターを追加し室内の微細な空気の汚れを取り除く)、アレルゲンフィルター(花粉やバクテリアなどアレルゲン物質を取り除く)などの機能が搭載されています。

ボディカラーは、長野県白馬村のパウダースノーをイメージしたという新色「ハクバシルバー」をはじめ、「フジホワイト」、「サントリーニブラック」、「ユーロンホワイト」、「フィレンツェレッド」、「バイロンブルー」、「アイガーグレイ」、「ポルトフィーノブルー」、「カルパチアングレイ」、「シリコンシルバー」、「ナミブオレンジ」を設定。

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ディスカバリー・スポーツのリヤビュー

価格帯は、新たに加わった2.0L直列4気筒INGENIUMディーゼルエンジン(マイルドハイブリッド)搭載仕様が546万円〜690万円。2.0L直列4気筒INGENIUMガソリンエンジン搭載モデル(200PS/320Nm)が473万円〜583万円。2.0L直列4気筒INGENIUMガソリンエンジン仕様(249PS/365Nm)が610万円〜697万円。ジャガー・ランドローバー・ジャパンが装備をセレクトしたオススメのパッケージ仕様である「CURATED SPEC(キュレイテッド・スペック)」は5タイプ設定されています。価格は「DISCOVERY SPORT S D200」が656万4000円、「DISCOVERY SPORT SE D200」が708万円、「DISCOVERY SPORT S P200」が583万4000円、「DISCOVERY SPORT SE P200」が 647万円、「DISCOVERY SPORT R-DYNAMIC HSE P250」が793万6000円となっています。

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2021年モデルのメーターパネル

ディスカバリー・スポーツは、2列5人乗り仕様のほか、3列「5+2」仕様も設定していて、サードシートは乗降性も考慮すると非常用の域は出ないものの、7人乗車も可能になっています。

(塚田 勝弘)

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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