金曜なのにサンデーシリーズ!? JAF GRAND PRIXがいよいよ開幕【スーパーフォーミュラ2020】

●8つの決勝レースが1大会で楽しめる

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4日金曜日に開幕したJAFグランプリではSF、SFL、TCRJの3カテゴリ、全8レースが楽しめる

スーパーGTが閉幕し12月最初の金曜日となった4日、三重県は鈴鹿サーキットで「19th JAF GRAND PRIX SUZUKA」が開幕を迎えました。

2020年は新型コロナウイルス感染症によって国内レースの開催日程が大幅に遅れたため、例年ではスーパーフォーミュラのルーキーテストが開催されているこの時期での開催となりました。

また、近年鈴鹿サーキットでは開幕戦と最終戦が行われてきたスーパーフォーミュラですが、今シーズンはそういった理由のため土曜日に開幕戦の代替えとなる第5戦、そして日曜日にJAF GRAND PRIXとしての第6戦というデュアルファイナルズで開催されることになりました。通常通りスーパーフォーミュラ・ライツ(SFL)とTCRジャパンシリーズ(TCRJ)も併催されるため、日曜までの3日間で合計8つの決勝レースが行われる今大会は、モータースポーツ好きにとっていつも以上にお得な週末になることでしょう。

●サンデーシリーズ決勝1が金曜に開催

その8つの決勝のうち、TCRJサンデーシリーズの決勝レース1が開催初日となった4日金曜日に行われました。

これは通常行われているサタデーシリーズ・サンデーシリーズの他に、宮城県はスポーツランドSUGOで7月に開催されたTCRJ開幕大会で霧による天候不良のために中止となったサンデーシリーズの代替戦として行われたもので、これによってそれぞれ独立したチャンピオンシップとして開催されているサタデーサンデー両シリーズが予定通り全6戦で争われる事になりました。

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TCRマシンでのコースレコードを記録したAudi RS3 LMS篠原拓朗選手

この日は決勝に先立ち、ランチブレイク後の12:40からまずはそのサンデーシリーズの予選が20分間、そして15分のインターバルをおいて13:15からはサタデーシリーズの予選が15分間で行われました。このサンデーシリーズ予選ではベストタイムがその後行われるレース1の、セカンドベストが日曜に行われるレース2のグリッドとなります。

予選ではサタデーシリーズでポイントランキングトップ、サンデーシリーズではランキング2位の#21 Audi Team Hitotsuyama 篠原拓朗選手が唯一2分10秒台となる2’10.529をマーク。このタイムは2018年に開催されたTCRマシンによるワールドカップ「WTCR」でKevin Ceccon選手が記録した2’10.742を上回り、鈴鹿サーキットフルコースでのTCRマシンのコースレコード更新となりました。

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サンデーシリーズ決勝レース1での激しいトップ争い

そして陽も傾いた15:20、予定通りサンデーシリーズ決勝レース1がスタート。ここで3番手からスタートした#19 バースレーシングプロジェクト【BRP】 ブロンズドライバーのHIROBON選手が抜群のスタートを決め、1コーナーまでにフロントローの2台を完全に抜き去りホールショットを奪います!

19号車CUPRA TCR HIROBON選手はそのままグングンと加速していき2番手以降を引き離すかと思われた次の瞬間、2コーナーでリヤを大きくスライドさせてしまい失速。21号車Audi RS3 LMS 篠原選手にポジションを奪い返されてしまいます。

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CUPRA TCRとGolf GTI TCRによる2番手争い

その後ペースの勝るAudi RS3 LMS 篠原選手は徐々に後続を引き離していき、しばらく上位陣に順位変動なく20分+1周で行われる決勝は刻一刻とチェッカーが近づいていきます。

1秒差以内で膠着状態だった19号車CUPRA TCR HIROBON選手と#25 Volkswagen和歌山中央 with TEAM WAKAYAMA 松本武士選手の2番手争いは残り2分を切った9周目の2コーナーでHIROBON選手が痛恨のコースオフ。松本選手に2番手を奪い返され、更に10周目にはブロンズクラスでランキング2番手の#34 Drago CORSE 下野璃央選手にもオーバーテイクを許してしまいます。

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ブロンズクラス優勝の下野璃央選手

レースはトップを独走した21号車Audi RS3 LMS 篠原選手が2番手の25号車Volkswagen Golf GTI TCR 松本選手に16秒以上の差をつけポール・トゥ・ウィン! シリーズポイントではトップの松本選手との差を6ポイントまで縮め、日曜に行われるレース2の結果次第ではサンデーシリーズでもシリーズチャンピオンを狙える位置につけました。

ブロンズクラスでは34号車Honda CIVIC TCR 下野選手がもてぎ大会でのダブルウィン以来のクラス優勝となり、こちらもHIROBON選手とのチャンピオンシップ争いが盛り上がってきました。

これでTCRJは残り2戦。今週末は果たしてどんな結末が待っているのか、スーパーフォーミュラ、そしてSFLと合わせて7レースの結果に注目しましょう。

(H@ty)

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