■フロントは「CLS」「Sクラス」風、リアには水平基調のテールライトを装備
メルセデス・ベンツの主力コンパクトセダン、「Cクラス」次期型の最新プロトタイプをカメラが捉えました。
これまでで最もカモフラージュが軽い状態で出現した第5世代(W206型)テスト車両は、ワールドプレミアが急速に近づいていることを物語っています。
ボディサイドパネルが完全に露出し、キャラクターラインがクロムトリムのドアハンドル上部、ベルトラインの真下へ配置され、現行型より目立たなくスッキリと進化しています。下部のキャラクターラインは大きな変更がなく、後部に近づくにつれて緩やかにキックアップしているのがわかります。
ヘッドラインはカモフラージュが残っていますが、「CLS」や「Sクラス」新型など、最新のメルセデス・ベンツの意匠にインスパイアしたデザインが予想されます。また、フロントグリルはW205と比較しても拡大されている様子は伺えません。
リアエンドではトランクリッドまで伸びる水平基調のデザインへ刷新、より広いボディ感を演出するはずです。
コックピットでは、タブレットスタイルのインフォテイメントではなく、センターコンソールに統合されたタッチスクリーンを搭載、エアコンなどのHVACはメインディスプレイに統合されず、大画面の下に取り付けられたタッチセンシティブボタンのように見えるもので調整するようです。
次期型アーキテクチャには「MRA」プラットフォームのアップデート版を採用、ガソリン、ディーゼル、電動パワートレインに対応します。パワートレインは、48Vマイルドハイブリッドの「EQブースト」をメインとし、エントリーモデルには最高出力185psを発揮する1.5リットル直列4気筒ガソリンターボ+マイルドハイブリッド、最高出力192psを発揮する2.0リットル直列4気筒ディーゼルターボ+マイルドハイブリッド、さらに100kmのEV走行を実現すると噂される直列4気筒エンジン+電気モーターのプラグインハイブリッドも有力です。
Cクラス セダン次期型のデビューは2021年初頭と予想され、その後はステーションワゴン、オールテレーン、クーペ、カブリオレなどが順次登場することになるはずです。
(APOLLO)