■ツーソンとプラットフォームを共有、マイルドハイブリッドなど電動化を加速
キアが販売するコンパクト・クロスオーバーSUV「スポーテージ」の次世代型プロトタイプをカメラが捉えました。
初代スポーテージは1993年に登場、当時ライセンス生産を行っていたマツダ「ボンゴ」のコンポーネントを流用して開発されました。
2004年の第2世代ではヒュンダイ「JM」とプラットフォームを共有、2010年に登場した第3世代からはヒュンダイ「ツーソン」とプラットフォームを共有しています。
現行型となる第4世代は2015年から発売、ネーミングが先代「スポーテージR」から「スポーテージ」に戻されています。
欧州でも人気の高いスポーテージですが、次世代型ではさらなる進化を遂げます。
捉えたプロトタイプは、より角度のあるヘッドライトの一部が露出、現行型より下部に移動されていることがわかります。リアエンドには窪みのあるコンパクトなLEDテールライトも見えますが、ダミーの可能性もありそうです。
カモフラージュが厳重ですが、ボディシルエット、表面処理など全く新しいヒュンダイ「ツーソン」を彷彿させます。次世代型でもツーソンとプラットフォームを共有するため、驚くべきことではありません。
キャビン内の画像は撮影できませんでしたが、競争の激しいクロスオーバーセグメントに追いつくため、大きなアップデートも期待できるでしょう。すなわち、複数のディスプレイ、より大型のインフォテイメントなどの搭載です。
パワートレインでは、1.6リットルガソリンターボエンジン+電気モーター、および13.8kWhバッテリーパック搭載を搭載するPHEVの設定に期待がかかり、ツーソン同様にEV走行は45km(28マイル)の走行が可能となります。そのほか、マイルドハイブリッド、ハイブリッドなどのラインアップと合わせ、電動化が強化されそうです。
トランスミッションオプションは、6速インテリジェントマニュアル(iMT)と7速デュアルクラッチオートマチックが設定されます。
スポーテージ次世代型は、2021年4月に韓国でのデビューが予想され、その後欧州・北米と展開することになると予想されます。
(APOLLO)