■CLS改良型が本命も、新型モデルのテストミュールの可能性あり
メルセデス・ベンツ開発車両がニュルブルクリンクに出現しました。一見すると4ドアクーペ・CLSのようですが、謎の部分も多く、その正体は不明です。
CLSは、「Eクラス」をベースとして開発された欧州Eセグメントモデルです。初代は2005年に登場しており、現在人気の「4ドアクーペ」というセグメントの元祖といえる存在でもあります。
通常、改良型の初期プロトタイプは、バンパーやヘッドライト周りに厳重なカモフラージュが施されていますが、ニュルで捉えたプロトタイプはフロントバンパーのみ偽装されている状態で、現行型のボディパネル、コンポーネントをすべて備えています。
内部は撮影していませんが、Aピラーの基部に緑のワイヤーを装備、何らかのデバイスを所定の位置に保持しているように見えます。
さらにバックミラーの右側には吸盤ウィンドウフックの機器も確認、改良型というより、新型モデルのテストミュールの可能性もありそうです。
そこで注目したいのは、かつてメルセデス・ベンツが販売していたコンパクト4ドアクーペ「CLC」の復活です。
CLCは2008年にCクラスのプラットフォームを採用しつつ、フロントマスクなど1,100箇所の変更を施して発売されたスポーツモデルですが、2011年に「Cクラス クーペ」が登場したことにより、わずか3年という短命に終わっているモデルです。
CLCが復活するという噂は数年前からあり、それらしきプロトタイプは初めて目撃されたことになります。もし発売されれば新たな車名があたえられる可能性が高く、「CLA」と「CLS」の間を埋めるモデルとなります。
(APOLLO)