価格は2億4000万円! 米国から次世代ハイパーカー「フリーダム」が登場

■ロータス「エヴァイヤ」を彷彿させるエクステリア、V10エンジンも設定

米・カリフォルニアの拠点とする新興メーカー「Elation」は、次世代EVハイパーカー「Freedom」(フリーダム)を世界初公開しました。

Elation フリーダム_003
ハイパーカー Elation フリーダム

Elation社は、カルロス・サツロスフスキー氏とマウロ・サラビア氏により創設、アメリカでEV高級ハイパーカーを製造する最初のメーカーになります。フリーダムは、フォーミュラワン、ル・マン24時間レースなど多数の欧州レーシング部門で働いていたエンジンジアのチームより開発されたといいます。

ロータス「エヴァイヤ」を彷彿させるそのエクステリアですが、カーボンファイバー製フロントスプリッター、ベンチレーテッドノーズ、空力サイドスカートを装備するほか、ガルウィングドア、アクティブリアウィング、巨大ディフューザーなども見てとれます。

Elation フリーダム_009
ハイパーカー Elation フリーダム

キャビン内では、デジタルインストルメントクラスタ、ミニマリストのセンタースタック、戦闘機のようなカーボンファイバー製コックピットを確認することができます。また顧客リクエストにより、プレミアムレザー、貴金属、さらには宝石でキャビンをパーソナライズできるというから豪華です。

その重量はわずか82kg(180ポンド)で、T字型リチウムイオンバッテリーパックを組み込んだカーボンファイバー製モノコックシャーシが搭載される予定となります。

Elation フリーダム_005
ハイパーカー Elation フリーダム

バッテリーパックは100kWhおよび120kWhの2種を用意。航続は483〜644km(300〜400マイル)が可能で、ベースモデルには3基の電気モーターを搭載、最高出力は1,434psを発揮、「Elation」グレードではクワッド電気モーターを搭載し最高出力1,929psを発揮します。また0-100km/h加速は1.8秒、最高速度418km/hと世界トップレベルのEVパフォーマンスになるといいます。

さらにすごいのは、EVだけでなく内燃機関モデル「Freedom iconic」もラインアップする予定で、その心臓部には、アウディR8から流用される5.2リットルV型10気筒エンジンを搭載。最高出力は760ps、最大トルク664Nmを発揮、7速S-Tronicデュアルクラッチギアボックスと組み合わされます。また0-100km/h加速は2.5秒、最高速度386km/とこちらもモンスター級のパフォーマンスを持ちます。

価格はFreedomが200万USドル(約2億400万円)、内燃機Freedom Iconicは230万USドル(約2億4千万円)に設定されているようですが、発売時期は未定だといいます。

(APOLLO)

この記事の著者

APOLLO 近影

APOLLO

アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
続きを見る
閉じる