総額8億円の走りを見よ! アストンマーティン DBS GTザガート市販型がニュルで疾走

■「DBZセンテナリーコレクション」としてわずか19台の販売予定が変更の可能性も

アストンマーティンの限定モデル「DBS GTザガート」市販型プロトタイプがニュルブルクリンクで高速テストを開始しました。

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アストンマーティン DBS ザガート 市販型プロトタイプ

DBS GTザガートは、「DB4 GT ザガート コンティニュエーション」と組み合わされる「DBZセンテナリーコレクション」としてわずか19台を販売予定で、その価格は2台セットで600万ポンド(約8億2000万円)とされています。

しかし、最新の情報によると、同ブランドでは生産台数の拡大を計画しており、最終的な販売台数が変動する可能性があるといいます。

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アストンマーティン DBS ザガート 市販型プロトタイプ

市販型は、アストンマーティン史上最速モデル「DSBスーパーレジェーラ」をベースに設計、1960年代の「DB4 GTザガート」の意匠を継承し、現代へ蘇らせることを目標に誕生します。

ニュルで捉えたプロトタイプは、公開されているプロトタイプと同様にゴージャスな起状のあるエクステリアが確認できます。最も特徴的なのは、窓のない後部の代わりとなるダブルバブルルーフが、リアデッキに向かい流れている点で、トランクの上には小さなCHMSL(センターハイマウントストップライト)が隠されています。

足回りには、フロントに5スポークの分割されたペア、リアにY字型スポークデザインと異なるホイールを装備しています。キャビン内では3D印刷された金属を使用し、複雑なメッシュを制作、他にはない要素を生み出しています。

パワートレインは、5.2リットルV型12気筒ツインターボエンジンを搭載。最高出力は760psを誇り、0-100km/h加速は3.2秒、最高速度345km/hのパフォーマンスを持ちます。

コロナウィルスのパンデミックにより、デリバリーが遅れていますが、2020年内には開始する予定です。

(APOLLO)

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アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
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