コースレコード大幅更新! 野尻智紀選手がスーパーフォーミュラでもポールポジションを獲得【スーパーフォーミュラ2020】

●Q1から大波乱となった予選

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快晴となったオートポリスで開催されたスーパーフォーミュラ第4戦

11月とは思えない陽気となった大分県はオートポリスで15日、全日本スーパーフォーミュラ選手権第4戦が開催されました。

週末を通して快晴となったサーキットには、久々のビッグレース開催ということで多くのモータースポーツファンが来場し、いまやF1への登竜門と言っても過言ではなくなったスーパーフォーミュラに集う世界屈指のドライバーたちのアツい戦いを楽しんだ様子でした。

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紅葉する中スーパーフォーミュラが開催された

今シーズンのスーパーフォーミュラは今般の新型コロナウイルス感染症感染拡大防止の観点から予選と決勝をすべて日曜日に行うワンデー開催となっており、前日の14日には1時間×2回の専有走行が行われました。

この走行ではそれまでのコースレコード1’25.799を更新するマシンが続出。予選に向けて早くも静かな戦いが水面下で始まっていました。

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福住仁嶺選手

この日午前中に行われた予選はまず、20台をA、Bの2組に分けて行われるQ1から始まります。各組3台がノックアウトされるQ1は気温21℃、路面温度25℃という予想外の暖かさとなったことから、予選A組各車10分間の計測時間の前半はユーズドタイヤでチェック走行を行い、残り時間5分辺りからニュータイヤで各車タイムアタックに入っていきます。

ところが全車がアタックラップに入り計測残り14秒というところで、WECに参戦するため今大会を欠場している小林可夢偉選手に代わってcarrozzeria Team KCMGからエントリーした#7 中山雄一選手がクラッシュし赤旗が提示されてしまいます。

この時点では早めにアタックに入っていた#6 DOCOMO TEAM DANDELION RACING 福住仁嶺選手、#64 TCS NAKAJIMA RACING 牧野任祐選手、そして#38 JMS P.MU/CERUMO・INGING 石浦宏明選手の3名がコースレコードを早々と塗り替えた反面、残りの6台はアタックラップ中だったためこの赤旗で計測中断となってしまいます。

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Q1A組トップ通過となったニック・キャシディ選手

この車両撤去の後、残り時間3分でA組Q1の計測が再開すると、すでにタイムの出ている6号車福住選手と64号車牧野選手を除く7台がコースイン。アウトラップでのウォームアップから再びタイムアタックを行い、2セット目のニュータイヤを投入した#1 VANTELIN TEAM TOM’S ニック・キャシディ選手が唯一25秒を切る1’24.907を叩き出し、Q2へ向けてA組トップ通過をします。

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Q1B組トップタイムの山本尚貴選手

続いて行われたQ1B組では、小林可夢偉選手と同じくWECに参戦している中嶋一貴選手の代役として2回目のSF参戦となった#36 VANTELIN TEAM TOM’S 宮田莉朋選手と、今シーズンここまで3戦でポールポジション2回、優勝1回を含む2回の表彰台を獲得しポイントランキングトップの#20 ITOCHU ENEX TEAM IMPUL 平川亮選手がニュータイヤでステイする中、残りの8台がA組と同じく計測前半でチェック走行を行い、6分を切った頃から各車タイムアタックに入っていきます。

そして全車がアタックラップに入った残り46秒、なんと計測前半ステイしていた20号車平川選手がまさかのコースアウト!先程の中山選手と同じコーナーでクラッシュを喫し、またも赤旗中断となってしまいます。

残り時間3分で計測再開されると9台全車が再びタイムアタックを行い、#5 DOCOMO TEAM DANDELION RACING 山本尚貴選手以下トップ3台が24秒台を記録しQ2に進出を決めました。

●コースレコード連発!HONDAエンジンがトップ3を独占!

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Q2ベストタイムをマークしたのは代役参戦の宮田莉朋選手

11月の開催ということで路面温度の低さが予想されたため、タイヤのウォームアップの観点から今大会ではQ2、Q3の計測時間が通常の7分から10分に延長されて行われました。そのQ2ではQ1と同じくチェックランを行い、6分を切ったあたりから各車それぞれのタイミングでコースインしていきます。

ここでまずタイムを出したのは36号車宮田選手。Q1含めて全体ベストとなる1’24.544を記録し暫定トップに立ちます。その直後、Q1B組トップ通過の5号車山本選手が宮田選手と1/1000秒まで同タイムとなる走りで暫定2番手、トップに並びます。

最終的にこのQ2では9番手までが24秒台を記録しますが、Q3進出は上位8台ということで24秒台に入ってもQ2を突破できないという大接戦となりました。

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コースレコードでポールポジションを獲得した野尻智紀選手

そしてポールポジションが決まるQ3が10分間のインターバルを挟んで行われます。やはり残り6分あたりから個々のタイミングでコースインしていく各マシン。計測時間残り2分というところで、Q1A組トップ通過の1号車キャシディ選手がコースインしようとするもまさかのエンジンストール。再始動しコースインしていきますが温まっていないタイヤでチェッカーまでに計測ラインを通過できず、まさかのノータイムでQ3最後尾8番手スタートとなってしまいます。

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予選3番手となった山本尚貴選手

ここでは真っ先にアタックラップに入った#16 TEAM MUGEN 野尻智紀選手がいきなりこの日全体でのベストタイムとなる1’24.140を記録し暫定トップに立ちます。その直後にDOCOMO TEAM DANDELION RACINGの2台が立て続けに2番手タイムを更新。

後続はこの3台のタイムを上回ることができず、16号車野尻選手が2018年第3戦SUGO以来、そしてここオートポリスでは2017年以来となるポールポジションを獲得しました!そしてフロントロー2番手には6号車福住選手、3番手には福住選手のチームメイト5号車山本選手が入り、トップ3をHONDAエンジン搭載車が独占する結果となりました。

そして決勝はこの予選後の14:40分スタートの予定となっています。

(H@ty)

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