■東京オートサロン2021で決勝開催のレーシングカートシミュレーター大会
グッドイヤーが独自に開発したレーシングカートのシミュレーターによるタイムアタック大会「グッドイヤー レーシングタイムアタック2020」の決勝戦が、2021年1月17日(日)に東京オートサロン2021会場のグッドイヤーブースで開催されます。
GR GARAGEの東京 北池袋、東京 深川、高辻、ASAHI、西宮の5店舗でその予選が2020年11月1日から始まっています。
決勝へ進出するためには11月30日の店舗営業時間内に各店舗で1位にならなくてはいけません。予選の参加には一切費用はかかりません。開催のGR GARAGEに設置されているレーシングカートのシミュレーターでタイムアタックをするだけです。また、期間中に何度でもチャレンジすることができ、登録したタイムのベストラップで決勝進出者が決定されます。
決勝戦へ進めるのは各店舗で大人の部が1名、子供の部が1名となります。優勝賞金はなんと10万円で、大人の部も子供の部も同じ条件となります。また決勝戦ではそれぞれの部で5位まで賞金が出ますので、決勝に進出し決勝戦を戦えば必ず賞金がもらえます!
決勝進出の特典が大きいのはうれしいところですが、このシミュレーターが本物のレーシングカートに近く運転フィーリングはかなりシビアです。多分、本物のレーシングカートに慣れた方であれば、その挙動に感動すらしてしまうことでしょう。
またラウンド型モニターを採用しているので乗った時の視線がホンモノに近く、かなりの没入感があります。
操作感覚もブレーキをかけなければ曲がりませんし、強くブレーキを踏むとスピンします。そして周を追うごとにタイヤが摩耗していきますので、難しさに戸惑ってしまうかもしれない中、5周の走行を行います。
そんな戸惑いを見せる3周目終了時点でタイヤ交換が行われます。そして4周目と5周目の走行を行います。
タイヤ交換を行った後はまったく違う走行フィール。タイヤは新しい方がいい!というのを実感できること間違いなし。
このタイヤの違いをリアルに体感できるようにするために、ステアリングに振動を与えたりステアリングの重さを変えるようにするユニットを装着してあります。これによって本当にタイヤの摩耗が、まさに手に取るようにわかります。
この「グッドイヤー レーシングタイムアタック2020」の予選では5周の走行のうちベストラップ1周のみを登録することになっています。つまりタイヤ交換前はコースを覚えることに使い、タイヤ交換後の4周目はタイヤを温存し最終コーナーまで落ち着いて走行、最終コーナーの立ち上がりからタイムアタックを始め、5周目にベストラップを出す、という流れになります。
出したベストラップタイムは右側のサブモニターにQRコードと共に表示され、タイムを登録する場合はこのQRコードを使って専用サイトに送信します。
予選期間中は何度でもチャレンジできますから、通いまくって練習しまくりでベストラップを目指しましょう。
取材店舗のGR GAREGE 東京 北池袋では、いろいろなお客様、特にお子様の参加をお待ちしております、とのことです。GRヤリスやGRスープラの展示車や試乗車もあるので気軽に行ってみてはいかがでしょう。
●ハイパフォーマンスタイヤシミュレーターでグリップ感の違いを感じる
「グッドイヤー レーシングタイムアタック2020」の予選の期間中、実はもう一台のドライビングシミュレーターが設置されます。
こちらのシミュレーターはハイパフォーマンスタイヤを実感できるシミュレーターとなっていて、油圧でシートが前後左右上下に動き、タイヤの挙動や加速と減速、コーナーリング時の傾きや重力変化も体感できるものとなっています。
ここでノーマルタイヤと比較するのはグッドイヤーのEAGLE F1 ASYMMETRIC2。プレミアムセダンやスポーツカーなどのパフォーマンスの高いクルマに向けた高性能タイヤです。
富士スピードウェイとオーバルコースの2種類のコースが選択でき、3周の走行を行います。1周目と2周目はノーマルタイヤで走行し3周目にいきなりEAGLE F1 ASYMMETRIC2に切り替わります。
その挙動の変化に、思わず笑ってしまうほど劇的にグリップ力が変化します。富士スピードウェイのストレートをノーマルタイヤではまっすぐ走ることにさえ微調整が必要でしたが、EAGLE F1 ASYMMETRIC2に切り替わった瞬間にハンドルから手を放してもまっすぐ走るほどの変化です。
こちらはタイヤを変えるとどれだけ走りが変わるか?を体験するものなので、どんなに速いラップタイムを記録してもオートサロンの決勝大会に進むことは出来ません。しかしタイヤを買い替えてみようという方々には一度は体験してみてもらいたいシミュレーターであると言えます。
どちらのシミュレーターも運転感覚がかなりリアルで、バーチャルとは言えどもかなりいい運動となります。まさにeスポーツ!
これらのリアルなシミュレーターを体験するだけでもGR GARAGEに行く価値は十分にあります。ましてや「グッドイヤー レーシングタイムアタック2020」の予選で好タイムを出せば東京オートサロン2021での決勝戦に参加できる可能性だってあります。
この機会にお近くの開催店舗に訪れてみてはいかがでしょうか?
(写真・文:松永 和浩)
【関連リンク】
トヨタモビリティ東京「グッドイヤーレーシングタイムアタック2020」
https://www.toyota-mobi-tokyo.co.jp/gr_garage/goodyearracingtimeattack2020
グッドイヤー「グッドイヤー レーシングタイムアタック2020」特設サイト
https://gr2020.jp/