「将来が描けるクルマかも」夏本あさみ×日産キックス【注目モデルでドライブデート!? Vol.44】

■ロングドライブも快適

「このクルマ、室内が広くない? 前のクルマと大きさはあまり変わらない気がするけれど」

キックスに乗り込むなり、彼女はそう感想を言った。さすがよく気が付いた……と言いたいところだけど、前に乗っていたのがジュークだったからわかりやすいのかもしれない。

キックス
都会を離れて
夏本あさみ
「前のクルマより広いかも」

ジュークもキックスも同じコンパクトクロスオーバーSUVというジャンルだけど、キックスは明らかに室内が広い。全長はジュークが4135mmでキックスは4290mmだから約15cmの違いがあるけれど、室内の広さの差はそれどころではない。特に大きく異なるのが後席スペースだ。

夏本あさみ
リアシートが気になる
夏本あさみ
意外な居心地のよさ

ジュークの後席は、包み隠さず言うと大人が座れる最小スペースという印象。ゆったりと座るのには程遠く、足元スペースは狭いし頭上も閉塞的な感覚があった。

いっぽうキックスは、足元はゆったりだし、窓が大きいことも手伝って解放感があるし、頭上だって広々している。何を隠そうキックスの後席の広さはクラス最大級で、これなら長時間座ってロングドライブに出かけるのも快適だ。

●やっぱり広い方が!?

キックス
電気で走るSUV
夏本あさみ
キックスと“彼女”

もちろん、これはジュークが悪いという話ではなくクルマのキャラクターの違いによるもの。

ジュークはとにかくデザインの個性を狙っていたし、欧州ではコンパクトカーの後席に関して「日常的に人を乗せるわけではないのだから、広ければいいわけではない」という考えもあるのだとか。ところ変われば……ってやつだ。

たしかに、ボクが彼女と2人でドライブに出かけるのであれば後席の広さは関係ない。極端な話、後席なんてなくてもいいくらいだ。

夏本あさみ
にわか雨のあとで

「でも、友だちを乗せる時は広いほうがいいしね。それから、結婚して子どもができたら、やっぱり後席が広いほうが便利でしょ?」
それって……彼女のなかでボクとの将来が描けているってこと? だったら嬉しいね。(つづく)

(文:工藤 貴宏/今回の“彼女”:夏本 あさみ/ヘア&メイク:東 なつみ/写真:ダン・アオキ)

この記事の著者

ダン・アオキ 近影

ダン・アオキ

15年ほど勤めた出版社でリストラに遭い、2010年から強制的にフリーランスに。自ら企画し編集もこなすフォトグラファーとして、女性誌『GOLD』、モノ雑誌『Best Gear』、カメラ誌『デジキャパ!』などに寄稿していましたが、いずれも休刊。
諸行無常の響きあり。主に「女性と車」をテーマにした写真を手がけ、『clicccar』では「注目モデルでドライブデート」の撮影をさせていただいております。感謝。
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